福岡県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は福岡県 粕屋町(12.70‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

福岡県内60市区町村の出生率を比較すると、福岡県内市区町村の出生率の平均は7.01‰で、全国平均(6.67‰)を上回っています。1位は福岡県 粕屋町(12.70‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では30件で、半数未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

福岡県の出生率ランキングの見方

福岡県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

福岡県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

福岡県内の市区町村の出生率の平均は7.01‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全60市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は30件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では粕屋町福津市大刀洗町新宮町大野城市などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では赤村東峰村鞍手町小竹町添田町などが入り、進学・就職に伴う若年層の流出が進む過疎町村を中心に、出生率が低い地域が並びやすくなります。

福岡県は、福岡市、北九州市、久留米市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

福岡県の出生率ランキング結果

※棒グラフは福岡県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 粕屋町 出生数 612人 12.70‰
    12.70‰
  2. 2位 福津市 出生数 690人 10.29‰
    10.29‰
  3. 3位 大刀洗町 出生数 158人 10.18‰
    10.18‰
  4. 4位 新宮町 出生数 325人 9.87‰
    9.87‰
  5. 5位 大野城市 出生数 961人 9.41‰
    9.41‰
  6. 6位 須恵町 出生数 263人 9.19‰
    9.19‰
  7. 7位 志免町 出生数 423人 9.12‰
    9.12‰
  8. 8位 久山町 出生数 82人 9.04‰
    9.04‰
  9. 9位 篠栗町 出生数 279人 8.94‰
    8.94‰
  10. 10位 筑後市 出生数 424人 8.68‰
    8.68‰
  11. 11位 苅田町 出生数 316人 8.39‰
    8.39‰
  12. 12位 筑前町 出生数 247人 8.35‰
    8.35‰
  13. 13位 那珂川市 出生数 415人 8.28‰
    8.28‰
  14. 14位 筑紫野市 出生数 854人 8.27‰
    8.27‰
  15. 15位 久留米市 出生数 2,477人 8.17‰
    8.17‰
  16. 16位 福岡市 出生数 13,079人 8.11‰
    8.11‰
  17. 17位 行橋市 出生数 566人 7.92‰
    7.92‰
  18. 18位 春日市 出生数 877人 7.90‰
    7.90‰
  19. 18位 宗像市 出生数 767人 7.90‰
    7.90‰
  20. 20位 大木町 出生数 109人 7.89‰
    7.89‰
  21. 21位 吉富町 出生数 51人 7.80‰
    7.80‰
  22. 22位 古賀市 出生数 452人 7.69‰
    7.69‰
  23. 23位 芦屋町 出生数 101人 7.46‰
    7.46‰
  24. 24位 太宰府市 出生数 545人 7.45‰
    7.45‰
  25. 25位 飯塚市 出生数 933人 7.38‰
    7.38‰
  26. 26位 宮若市 出生数 192人 7.30‰
    7.30‰
  27. 27位 直方市 出生数 409人 7.28‰
    7.28‰
  28. 28位 田川市 出生数 331人 7.16‰
    7.16‰
  29. 29位 水巻町 出生数 194人 6.90‰
    6.90‰
  30. 30位 北九州市 出生数 6,459人 6.88‰
    6.88‰
  31. 31位 桂川町 出生数 85人 6.60‰
    6.60‰
  32. 32位 宇美町 出生数 246人 6.53‰
    6.53‰
  33. 33位 中間市 出生数 262人 6.49‰
    6.49‰
  34. 34位 大任町 出生数 32人 6.39‰
    6.39‰
  35. 35位 糸島市 出生数 630人 6.37‰
    6.37‰
  36. 36位 小郡市 出生数 374人 6.30‰
    6.30‰
  37. 36位 遠賀町 出生数 118人 6.30‰
    6.30‰
  38. 38位 柳川市 出生数 404人 6.27‰
    6.27‰
  39. 38位 八女市 出生数 380人 6.27‰
    6.27‰
  40. 40位 広川町 出生数 124人 6.21‰
    6.21‰
  41. 41位 朝倉市 出生数 308人 6.13‰
    6.13‰
  42. 42位 大牟田市 出生数 678人 6.09‰
    6.09‰
  43. 43位 川崎町 出生数 92人 6.06‰
    6.06‰
  44. 44位 大川市 出生数 196人 5.94‰
    5.94‰
  45. 45位 岡垣町 出生数 183人 5.90‰
    5.90‰
  46. 46位 香春町 出生数 60人 5.89‰
    5.89‰
  47. 46位 福智町 出生数 126人 5.89‰
    5.89‰
  48. 48位 うきは市 出生数 160人 5.72‰
    5.72‰
  49. 49位 みやま市 出生数 197人 5.49‰
    5.49‰
  50. 50位 糸田町 出生数 46人 5.47‰
    5.47‰
  51. 50位 築上町 出生数 94人 5.47‰
    5.47‰
  52. 52位 豊前市 出生数 132人 5.41‰
    5.41‰
  53. 53位 上毛町 出生数 39人 5.38‰
    5.38‰
  54. 54位 みやこ町 出生数 98人 5.21‰
    5.21‰
  55. 55位 嘉麻市 出生数 169人 4.76‰
    4.76‰
  56. 56位 赤村 出生数 13人 4.69‰
    4.69‰
  57. 57位 東峰村 出生数 8人 4.21‰
    4.21‰
  58. 58位 鞍手町 出生数 63人 4.18‰
    4.18‰
  59. 59位 小竹町 出生数 26人 3.64‰
    3.64‰
  60. 59位 添田町 出生数 32人 3.64‰
    3.64‰

棒グラフを見ると、出生率は上位の一部自治体で高く、それ以降は緩やかに低下していく分布となっています。福岡県内でも特定の地域で相対的に高い数値が出やすい一方で、多くの自治体では中位〜下位に分布が広がっています。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

福岡県の市区町村 出生率推移

福岡県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 7.59‰ -1.28pt 38,966 -6,270
2015年度 8.87‰ -0.36pt 45,236 -1,582
2010年度 9.23‰ +0.63pt 46,818 +3,397
2005年度 8.60‰ -0.83pt 43,421 -3,869
2000年度 9.43‰ -0.07pt 47,290 +441
1995年度 9.50‰ 46,849
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。