全国の市区町村の中で、離婚率が最も高い地域は福島県 大熊町(17.71‰)です。
ただし、1位の自治体は福島第一原発事故に伴う避難などで人口構成が大きく変化しており、通常の人口動態とは異なる背景を含みます。
全国の1,741市区町村を対象にした離婚率ランキングです。
離婚件数の多さや世帯再編の傾向が強い自治体を、粗離婚率の高い順に掲載しています。
離婚率は、総人口1000人あたりの離婚件数を示す指標(粗離婚率)です。
地域の婚姻の安定性や世帯再編の傾向を比較するのに役立ちます。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。
離婚率ランキングの見方
全国約1,741の市区町村を対象とした離婚率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、自治体ごとの違いを全国規模で比較できます。
このランキングを読み解く際は、単に順位を見るだけでなく、上位と下位の背景の違いにも注目すると地域の特徴が見えてきます。
世帯再編の傾向
粗離婚率が高い地域は、婚姻の安定性や世帯再編の動きが相対的に活発な傾向を示します。
単独世帯や子育て支援との関係
離婚率だけでは世帯類型までは分からないため、片親世帯割合などとあわせて確認するとよいでしょう。
離婚率は婚姻率や片親世帯割合とあわせて見ると、地域の世帯構成の特徴がより明確になります。
各指標の意味や計算方法は、離婚率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。
全国の市区町村 離婚率概要
離婚率ランキングを見ることで、全国の市区町村の中で離婚率が高い自治体を把握できます。
離婚件数と総人口から求めた粗離婚率を比較することで、地域ごとの婚姻の安定性や世帯再編の違いを確認できます。
離婚率(粗離婚率)は、離婚件数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には離婚件数も併記しています。
全国の市区町村(ランキング対象)の合計から求めた離婚率は1.53‰です。
上位では福島県 大熊町、福島県 浪江町、福島県 富岡町、福島県 飯舘村、福島県 葛尾村などが入り、大都市圏で離婚件数が相対的に多い自治体が並んでいます。
下位では宮崎県 諸塚村、鹿児島県 三島村、沖縄県 渡嘉敷村、沖縄県 粟国村、沖縄県 渡名喜村などが入り、小規模な町村で離婚件数が相対的に少なく、離婚率が低い自治体が並びます。
※比較単位を揃えるため、東京都特別区部は除外し、東京23区は各区を個別に掲載しています。
※対象データ時点は2020年度です。
詳しい意味や計算方法は、離婚率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。
全国の市区町村 離婚率ランキング
※棒グラフは全国のランキング対象市区町村の中で最も離婚率が高い自治体を100%とした相対表示です。
全国の市区町村 離婚率推移
全国の市区町村(ランキング対象)における離婚率と離婚件数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。
| 年 | 離婚率 | 離婚件数 |
|---|---|---|
| 2020年度 | 1.53‰ -0.25pt | 193,253 -32,985 |
| 2015年度 | 1.78‰ -0.18pt | 226,238 -25,141 |
| 2010年度 | 1.96‰ -0.09pt | 251,379 -10,528 |
| 2005年度 | 2.05‰ -0.03pt | 261,907 -2,333 |
| 2000年度 | 2.08‰ +0.50pt | 264,240 +65,226 |
| 1995年度 | 1.58‰ +0.30pt | 199,014 +41,410 |
| 1990年度 | 1.28‰ -0.10pt | 157,604 -9,034 |
| 1985年度 | 1.38‰ +0.17pt | 166,638 +24,949 |
| 1980年度 | 1.21‰ | 141,689 |
離婚率ランキングの総評
全国の市区町村(ランキング対象)における離婚率(人口千人あたりの離婚件数)の平均は1.53‰です。
上位には、大都市圏を中心に、婚姻件数の多さや世帯再編の活発さが相対的に大きい自治体が並びます。離婚率の高さは、婚姻の安定性だけでなく、世帯数や人口規模との関係も影響します。
一方で下位には、小規模な町村が多く、婚姻・離婚件数そのものが少ないため離婚率が低く出やすい自治体が並びます。件数ベースの指標であるため、人口規模の小ささが順位に影響しやすい点に注意が必要です。
離婚率は婚姻率や片親世帯割合とあわせて見ると、地域の世帯構成の特徴がより明確になります。
