埼玉県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は埼玉県 和光市(8.91‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

埼玉県内63市区町村の出生率を比較すると、埼玉県内市区町村の出生率の平均は5.54‰で、全国平均(6.67‰)を下回っています。1位は埼玉県 和光市(8.91‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では13件と、全体の4分の1未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

埼玉県の出生率ランキングの見方

埼玉県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

埼玉県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

埼玉県内の市区町村の出生率の平均は5.54‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全63市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は13件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では和光市朝霞市八潮市戸田市滑川町などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では小川町毛呂山町ときがわ町東秩父村鳩山町などが入り、進学・就職に伴う若年層の流出が進む過疎町村を中心に、出生率が低い地域が並びやすくなります。

埼玉県は、さいたま市、川口市、川越市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

埼玉県の出生率ランキング結果

※棒グラフは埼玉県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 和光市 出生数 748人 8.91‰
    8.91‰
  2. 2位 朝霞市 出生数 1,251人 8.87‰
    8.87‰
  3. 3位 八潮市 出生数 799人 8.56‰
    8.56‰
  4. 4位 戸田市 出生数 1,205人 8.55‰
    8.55‰
  5. 5位 滑川町 出生数 167人 8.46‰
    8.46‰
  6. 6位 吉川市 出生数 581人 8.07‰
    8.07‰
  7. 7位 白岡市 出生数 407人 7.79‰
    7.79‰
  8. 8位 さいたま市 出生数 10,006人 7.56‰
    7.56‰
  9. 9位 志木市 出生数 563人 7.47‰
    7.47‰
  10. 10位 三郷市 出生数 1,044人 7.34‰
    7.34‰
  11. 11位 富士見市 出生数 805人 7.20‰
    7.20‰
  12. 12位 越谷市 出生数 2,381人 6.97‰
    6.97‰
  13. 13位 川口市 出生数 3,969人 6.68‰
    6.68‰
  14. 14位 蕨市 出生数 492人 6.62‰
    6.62‰
  15. 15位 川越市 出生数 2,314人 6.53‰
    6.53‰
  16. 16位 ふじみ野市 出生数 735人 6.47‰
    6.47‰
  17. 17位 上尾市 出生数 1,439人 6.34‰
    6.34‰
  18. 18位 所沢市 出生数 2,162人 6.31‰
    6.31‰
  19. 19位 新座市 出生数 1,029人 6.20‰
    6.20‰
  20. 20位 深谷市 出生数 869人 6.15‰
    6.15‰
  21. 21位 宮代町 出生数 206人 6.03‰
    6.03‰
  22. 22位 草加市 出生数 1,459人 5.88‰
    5.88‰
  23. 23位 東松山市 出生数 531人 5.78‰
    5.78‰
  24. 24位 熊谷市 出生数 1,117人 5.75‰
    5.75‰
  25. 25位 鶴ヶ島市 出生数 402人 5.73‰
    5.73‰
  26. 26位 鴻巣市 出生数 667人 5.71‰
    5.71‰
  27. 26位 蓮田市 出生数 351人 5.71‰
    5.71‰
  28. 28位 桶川市 出生数 422人 5.65‰
    5.65‰
  29. 28位 寄居町 出生数 183人 5.65‰
    5.65‰
  30. 30位 秩父市 出生数 336人 5.63‰
    5.63‰
  31. 31位 上里町 出生数 170人 5.60‰
    5.60‰
  32. 32位 三芳町 出生数 215人 5.59‰
    5.59‰
  33. 33位 久喜市 出生数 837人 5.56‰
    5.56‰
  34. 34位 北本市 出生数 359人 5.51‰
    5.51‰
  35. 35位 春日部市 出生数 1,265人 5.50‰
    5.50‰
  36. 36位 飯能市 出生数 432人 5.38‰
    5.38‰
  37. 37位 狭山市 出生数 796人 5.35‰
    5.35‰
  38. 38位 伊奈町 出生数 236人 5.26‰
    5.26‰
  39. 39位 坂戸市 出生数 525人 5.24‰
    5.24‰
  40. 40位 本庄市 出生数 411人 5.23‰
    5.23‰
  41. 41位 皆野町 出生数 48人 5.16‰
    5.16‰
  42. 42位 入間市 出生数 745人 5.11‰
    5.11‰
  43. 43位 加須市 出生数 546人 4.89‰
    4.89‰
  44. 44位 日高市 出生数 261人 4.78‰
    4.78‰
  45. 45位 行田市 出生数 371人 4.72‰
    4.72‰
  46. 46位 羽生市 出生数 248人 4.69‰
    4.69‰
  47. 47位 横瀬町 出生数 36人 4.51‰
    4.51‰
  48. 48位 松伏町 出生数 127人 4.49‰
    4.49‰
  49. 49位 幸手市 出生数 210人 4.19‰
    4.19‰
  50. 50位 杉戸町 出生数 176人 4.01‰
    4.01‰
  51. 51位 嵐山町 出生数 70人 3.91‰
    3.91‰
  52. 52位 神川町 出生数 51人 3.82‰
    3.82‰
  53. 53位 川島町 出生数 73人 3.77‰
    3.77‰
  54. 54位 越生町 出生数 41人 3.72‰
    3.72‰
  55. 55位 美里町 出生数 40人 3.62‰
    3.62‰
  56. 56位 小鹿野町 出生数 39人 3.57‰
    3.57‰
  57. 57位 長瀞町 出生数 24人 3.53‰
    3.53‰
  58. 58位 吉見町 出生数 64人 3.52‰
    3.52‰
  59. 59位 小川町 出生数 97人 3.40‰
    3.40‰
  60. 60位 毛呂山町 出生数 108人 3.05‰
    3.05‰
  61. 61位 ときがわ町 出生数 28人 2.66‰
    2.66‰
  62. 62位 東秩父村 出生数 7人 2.58‰
    2.58‰
  63. 63位 鳩山町 出生数 32人 2.36‰
    2.36‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。埼玉県内の上位平均(おおむね8.67)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

埼玉県の市区町村 出生率推移

埼玉県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 6.44‰ -1.28pt 47,328 -8,750
2015年度 7.72‰ -0.54pt 56,078 -3,359
2010年度 8.26‰ -0.21pt 59,437 -294
2005年度 8.47‰ -1.10pt 59,731 -6,645
2000年度 9.57‰ -0.45pt 66,376 -1,374
1995年度 10.02‰ 67,750
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。