石川県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は石川県 野々市市(10.17‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

石川県内19市区町村の出生率を比較すると、石川県内市区町村の出生率の平均は5.72‰で、全国平均(6.67‰)を下回っています。1位は石川県 野々市市(10.17‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では7件で、半数未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

石川県の出生率ランキングの見方

石川県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

石川県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

石川県内の市区町村の出生率の平均は5.72‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全19市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は7件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では野々市市小松市かほく市川北町金沢市などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では穴水町輪島市志賀町宝達志水町珠洲市などが入り、少子化や晩婚化の影響が強い都市部・中核市、あるいは若年層の流出が進む地域など、出生率が低い傾向が並びやすくなります。

石川県は、金沢市、白山市、小松市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

石川県の出生率ランキング結果

※棒グラフは石川県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 野々市市 出生数 582人 10.17‰
    10.17‰
  2. 2位 小松市 出生数 829人 7.80‰
    7.80‰
  3. 2位 かほく市 出生数 272人 7.80‰
    7.80‰
  4. 4位 川北町 出生数 46人 7.50‰
    7.50‰
  5. 5位 金沢市 出生数 3,400人 7.34‰
    7.34‰
  6. 6位 能美市 出生数 345人 7.11‰
    7.11‰
  7. 7位 白山市 出生数 769人 6.97‰
    6.97‰
  8. 8位 津幡町 出生数 240人 6.49‰
    6.49‰
  9. 9位 中能登町 出生数 95人 5.74‰
    5.74‰
  10. 10位 内灘町 出生数 144人 5.42‰
    5.42‰
  11. 11位 加賀市 出生数 322人 5.09‰
    5.09‰
  12. 12位 羽咋市 出生数 100人 4.90‰
    4.90‰
  13. 13位 七尾市 出生数 239人 4.75‰
    4.75‰
  14. 14位 能登町 出生数 65人 4.14‰
    4.14‰
  15. 15位 穴水町 出生数 30人 3.80‰
    3.80‰
  16. 16位 輪島市 出生数 87人 3.54‰
    3.54‰
  17. 17位 志賀町 出生数 64人 3.44‰
    3.44‰
  18. 18位 宝達志水町 出生数 41人 3.38‰
    3.38‰
  19. 19位 珠洲市 出生数 42人 3.25‰
    3.25‰

棒グラフを見ると、出生率は上位の一部自治体で高く、それ以降は緩やかに低下していく分布となっています。石川県内でも特定の地域で相対的に高い数値が出やすい一方で、多くの自治体では中位〜下位に分布が広がっています。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

石川県の市区町村 出生率推移

石川県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 6.81‰ -1.05pt 7,712 -1,360
2015年度 7.86‰ -0.35pt 9,072 -530
2010年度 8.21‰ -0.35pt 9,602 -447
2005年度 8.56‰ -1.15pt 10,049 -1,418
2000年度 9.71‰ +0.31pt 11,467 +374
1995年度 9.40‰ 11,093
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。