岩手県の市区町村の中で、老年人口指数が最も高い地域は岩手県 西和賀町(121.50)です。
上位には、働き手世代に対する高齢者の比重が大きい中山間地域の自治体が並んでいます。

岩手県内33市区町村の老年人口指数を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は76.06、岩手県全体は61.40で、全国平均(46.60)を上回っています。1位は岩手県 西和賀町(121.50)で、全国平均を上回る自治体は県内で30件あります。。
老年人口指数と高齢化率、働き世代人口率をあわせると、地域の高齢化の「重さ」まで把握できます。
詳しい意味や計算方法は、老年人口指数の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

岩手県の老年人口指数ランキングの見方

岩手県の市区町村を対象とした老年人口指数ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、高齢化率だけでは分かりにくい、働き手世代に対する高齢者の重さの差に注目できます。

支え手世代への負担が大きい地域

上位には、働き手世代の流出が進む中山間地域など、働き世代に対する高齢者の比重が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

指数が低く出やすい地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、老年人口指数が相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、老年人口指数の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

岩手県の老年人口指数ランキング概要

老年人口指数とは、65歳以上の人口が、働き世代人口(15〜64歳)100人に対して何人いるかを示す指標です。 高齢者の人数を働き手世代とのバランスで見るための数値で、数値が高いほど高齢者の比重が相対的に大きい地域といえます。

岩手県全体は61.40、全国平均は46.60です。

県平均を上回る市区町村は、働き世代人口に対して高齢者世代の比重が大きく、高齢者扶養や社会保障負担の重さを示す傾向があります。

全33市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は27件、全国平均を上回る市区町村は30件でした。

上位では西和賀町葛巻町住田町九戸村岩泉町などが入り、働き手世代の流出が進む中山間地域など、働き世代に対する高齢者の比重が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では金ケ崎町盛岡市北上市矢巾町滝沢市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、老年人口指数が相対的に低い自治体が並びやすくなります。

岩手県は、盛岡市、奥州市、一関市などの主要都市と町村部で老年人口指数の水準に差が見られます。都市部と地方部では人口規模や年齢構成の違いが、順位の背景として影響しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、老年人口指数の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

岩手県の老年人口指数ランキング結果

※指数系のバーは、働き世代100人あたりに対する年少人口・老年人口の相対的な大きさを示しています。
※従属人口指数は、年少人口指数と老年人口指数を合計した考え方の指標です。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 西和賀町 総人口 5,134人 121.50
    働き世代
    100.00
    老年
    121.53
  2. 2位 葛巻町 総人口 5,634人 108.70
    働き世代
    100.00
    老年
    108.73
  3. 3位 住田町 総人口 5,045人 96.00
    働き世代
    100.00
    老年
    96.01
  4. 4位 九戸村 総人口 5,378人 95.50
    働き世代
    100.00
    老年
    95.54
  5. 5位 岩泉町 総人口 8,726人 94.20
    働き世代
    100.00
    老年
    94.15
  6. 6位 田野畑村 総人口 3,059人 89.60
    働き世代
    100.00
    老年
    89.63
  7. 7位 普代村 総人口 2,487人 88.90
    働き世代
    100.00
    老年
    88.92
  8. 8位 一戸町 総人口 11,494人 87.00
    働き世代
    100.00
    老年
    86.97
  9. 9位 軽米町 総人口 8,421人 85.20
    働き世代
    100.00
    老年
    85.17
  10. 10位 洋野町 総人口 15,091人 84.20
    働き世代
    100.00
    老年
    84.24
  11. 11位 八幡平市 総人口 24,023人 83.40
    働き世代
    100.00
    老年
    83.38
  12. 12位 遠野市 総人口 25,366人 82.30
    働き世代
    100.00
    老年
    82.28
  13. 13位 山田町 総人口 14,320人 79.90
    働き世代
    100.00
    老年
    79.88
  14. 14位 陸前高田市 総人口 18,262人 79.80
    働き世代
    100.00
    老年
    79.76
  15. 15位 平泉町 総人口 7,252人 79.40
    働き世代
    100.00
    老年
    79.37
  16. 16位 釜石市 総人口 32,078人 79.20
    働き世代
    100.00
    老年
    79.20
  17. 17位 岩手町 総人口 12,285人 77.80
    働き世代
    100.00
    老年
    77.76
  18. 18位 野田村 総人口 3,936人 76.10
    働き世代
    100.00
    老年
    76.07
  19. 19位 雫石町 総人口 15,731人 75.40
    働き世代
    100.00
    老年
    75.35
  20. 20位 大槌町 総人口 11,004人 74.40
    働き世代
    100.00
    老年
    74.44
  21. 21位 宮古市 総人口 50,369人 73.30
    働き世代
    100.00
    老年
    73.26
  22. 22位 大船渡市 総人口 34,728人 72.80
    働き世代
    100.00
    老年
    72.76
  23. 23位 二戸市 総人口 25,513人 71.30
    働き世代
    100.00
    老年
    71.34
  24. 24位 一関市 総人口 111,932人 70.80
    働き世代
    100.00
    老年
    70.77
  25. 25位 奥州市 総人口 112,937人 66.90
    働き世代
    100.00
    老年
    66.90
  26. 26位 花巻市 総人口 93,193人 64.30
    働き世代
    100.00
    老年
    64.32
  27. 27位 久慈市 総人口 33,043人 62.20
    働き世代
    100.00
    老年
    62.19
  28. 28位 紫波町 総人口 32,147人 55.80
    働き世代
    100.00
    老年
    55.82
  29. 29位 金ケ崎町 総人口 15,535人 54.00
    働き世代
    100.00
    老年
    54.00
  30. 30位 盛岡市 総人口 289,731人 47.70
    働き世代
    100.00
    老年
    47.67
  31. 31位 北上市 総人口 93,045人 46.40
    働き世代
    100.00
    老年
    46.40
  32. 32位 矢巾町 総人口 28,056人 43.60
    働き世代
    100.00
    老年
    43.62
  33. 33位 滝沢市 総人口 55,579人 42.30
    働き世代
    100.00
    老年
    42.31

棒グラフを見ると、老年人口指数は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。岩手県内の上位平均(おおむね103.18)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

岩手県の市区町村 老年人口指数推移

岩手県の市区町村(ランキング対象)における老年人口指数が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

老年人口指数
2020年度 122.80 +17.60
2015年度 105.20 +14.60
2010年度 90.60 +10.60
2005年度 80.00 +12.40
2000年度 67.60 +12.40
1995年度 55.20 +11.50
1990年度 43.70 +8.00
1985年度 35.70 +5.60
1980年度 30.10
全国の市区町村の老年人口指数推移グラフ

老年人口指数ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における老年人口指数の平均は48.46です。

上位には、働き手世代の流出が進む中山間地域や小規模な町村が多く、働き世代100人あたりの高齢者の比重が大きい自治体が並びます。高齢化率が高い地域でも、指数が100を超える水準に達しやすいのはこのタイプの地域です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、老年人口指数が相対的に低い自治体が並びます。高齢化率そのものは中程度でも、支え手世代への負担の重さは別指標で確認する必要があります。

老年人口指数と高齢化率、働き世代人口率をあわせると、県内の高齢化の「重さ」まで把握できます。