岩手県の市区町村の中で、働き世代人口率が最も高い地域は岩手県 滝沢市(60.20%)です。
上位には、県内の中核市や現役世代の比重が大きい自治体が並んでいます。

岩手県内33市区町村の働き世代人口率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は51.25%、岩手県全体は54.40%で、全国平均(60.10%)を下回っています。1位は岩手県 滝沢市(60.20%)で、全国平均を上回る自治体は県内では2件のみで、ごく少数にとどまります。。
働き世代人口率が高くても、総人口が少なければ地域の支え手は限られます。総人口や高齢化率、老年人口指数もあわせて確認してください。
詳しい意味や計算方法は、働き世代人口率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

岩手県の働き世代人口率ランキングの見方

岩手県の市区町村を対象とした働き世代人口率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、現役世代の厚みと高齢化の進み方のバランス、全国平均との差に注目すると地域の実態が見えてきます。

働き世代が厚い地域

上位には、県内の中核市や産業集積地など、現役世代の割合が相対的に高い自治体が並びやすい傾向があります。

働き手が薄くなる地域

下位には、若年層の流出と高齢化が進み、働き世代の割合が低い中山間地域や小規模な町村が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、働き世代人口率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

岩手県の働き世代人口率ランキング概要

働き世代人口率とは、15〜64歳の人口(働き世代人口)が総人口に占める割合です。 働き手となる世代の厚みを示す指標で、数値が高いほど現役世代の割合が相対的に大きい地域といえます。

岩手県全体は54.40%、全国平均は60.10%です。

県平均を上回る市区町村は、働き世代の割合が相対的に厚く、社会保障や税の支え手が比較的充実している傾向があります。

全33市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は6件、全国平均を上回る市区町村は2件でした。

上位では滝沢市矢巾町北上市盛岡市金ケ崎町などが入り、県内の中核市や産業集積地など、現役世代の割合が相対的に高い自治体が並びやすい傾向があります。

下位では住田町岩泉町九戸村葛巻町西和賀町などが入り、若年層の流出と高齢化が進み、働き世代の割合が低い中山間地域や小規模な町村が並びやすくなります。

岩手県は、盛岡市、奥州市、一関市などの主要都市と町村部で働き世代人口率の水準が異なります。都市部では雇用機会の集積により現役世代が厚くなりやすく、町村部では若年層流出の影響が強く出やすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、働き世代人口率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

岩手県の働き世代人口率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 滝沢市 総人口 55,579人 60.20%
    働き世代 60.23% 年少 13.70% 老年 25.48% 年齢不詳 0.58%
  2. 1位 矢巾町 総人口 28,056人 60.20%
    働き世代 60.22% 年少 12.36% 老年 26.27% 年齢不詳 1.15%
  3. 3位 北上市 総人口 93,045人 58.50%
    働き世代 58.46% 年少 12.27% 老年 27.12% 年齢不詳 2.15%
  4. 4位 盛岡市 総人口 289,731人 57.90%
    働き世代 57.95% 年少 11.60% 老年 27.62% 年齢不詳 2.83%
  5. 5位 金ケ崎町 総人口 15,535人 56.80%
    働き世代 56.80% 年少 11.79% 老年 30.67% 年齢不詳 0.73%
  6. 6位 紫波町 総人口 32,147人 56.20%
    働き世代 56.22% 年少 12.28% 老年 31.38% 年齢不詳 0.12%
  7. 7位 花巻市 総人口 93,193人 53.80%
    働き世代 53.77% 年少 10.92% 老年 34.59% 年齢不詳 0.72%
  8. 8位 久慈市 総人口 33,043人 53.60%
    働き世代 53.56% 年少 11.19% 老年 33.31% 年齢不詳 1.95%
  9. 9位 奥州市 総人口 112,937人 52.90%
    働き世代 52.94% 年少 11.07% 老年 35.42% 年齢不詳 0.58%
  10. 10位 二戸市 総人口 25,513人 52.20%
    働き世代 52.25% 年少 9.96% 老年 37.27% 年齢不詳 0.52%
  11. 11位 一関市 総人口 111,932人 52.10%
    働き世代 52.15% 年少 10.33% 老年 36.90% 年齢不詳 0.62%
  12. 12位 大船渡市 総人口 34,728人 51.70%
    働き世代 51.67% 年少 9.73% 老年 37.59% 年齢不詳 1.01%
  13. 13位 宮古市 総人口 50,369人 51.60%
    働き世代 51.61% 年少 9.93% 老年 37.80% 年齢不詳 0.66%
  14. 14位 雫石町 総人口 15,731人 51.30%
    働き世代 51.27% 年少 10.07% 老年 38.64% 年齢不詳 0.02%
  15. 14位 大槌町 総人口 11,004人 51.30%
    働き世代 51.26% 年少 10.26% 老年 38.16% 年齢不詳 0.32%
  16. 16位 岩手町 総人口 12,285人 51.20%
    働き世代 51.25% 年少 8.80% 老年 39.85% 年齢不詳 0.10%
  17. 17位 陸前高田市 総人口 18,262人 50.50%
    働き世代 50.50% 年少 8.96% 老年 40.28% 年齢不詳 0.25%
  18. 17位 野田村 総人口 3,936人 50.50%
    働き世代 50.53% 年少 10.90% 老年 38.44% 年齢不詳 0.13%
  19. 19位 釜石市 総人口 32,078人 50.30%
    働き世代 50.30% 年少 9.19% 老年 39.83% 年齢不詳 0.68%
  20. 20位 山田町 総人口 14,320人 50.20%
    働き世代 50.22% 年少 9.59% 老年 40.12% 年齢不詳 0.06%
  21. 21位 平泉町 総人口 7,252人 49.70%
    働き世代 49.67% 年少 10.91% 老年 39.42%
  22. 22位 八幡平市 総人口 24,023人 49.60%
    働き世代 49.64% 年少 8.81% 老年 41.39% 年齢不詳 0.15%
  23. 23位 洋野町 総人口 15,091人 49.40%
    働き世代 49.35% 年少 9.05% 老年 41.57% 年齢不詳 0.03%
  24. 24位 遠野市 総人口 25,366人 49.30%
    働き世代 49.27% 年少 10.07% 老年 40.54% 年齢不詳 0.13%
  25. 25位 軽米町 総人口 8,421人 49.10%
    働き世代 49.09% 年少 9.08% 老年 41.81% 年齢不詳 0.01%
  26. 26位 一戸町 総人口 11,494人 48.80%
    働き世代 48.83% 年少 8.59% 老年 42.47% 年齢不詳 0.12%
  27. 27位 普代村 総人口 2,487人 48.30%
    働き世代 48.25% 年少 8.81% 老年 42.90% 年齢不詳 0.04%
  28. 28位 田野畑村 総人口 3,059人 47.30%
    働き世代 47.27% 年少 10.36% 老年 42.37%
  29. 29位 住田町 総人口 5,045人 47.20%
    働き世代 47.22% 年少 7.45% 老年 45.33%
  30. 30位 岩泉町 総人口 8,726人 47.00%
    働き世代 47.02% 年少 8.46% 老年 44.27% 年齢不詳 0.25%
  31. 31位 九戸村 総人口 5,378人 46.30%
    働き世代 46.28% 年少 9.50% 老年 44.22%
  32. 32位 葛巻町 総人口 5,634人 44.30%
    働き世代 44.34% 年少 7.42% 老年 48.21% 年齢不詳 0.04%
  33. 33位 西和賀町 総人口 5,134人 42.00%
    働き世代 41.98% 年少 7.01% 老年 51.01%

棒グラフを見ると、働き世代人口率は自治体間の差が比較的小さく、全体的に近い水準で分布しています。岩手県内でも大きな突出は少なく、県全体の水準感を把握しやすい構成です。

岩手県の市区町村 働き世代人口率推移

岩手県の市区町村(ランキング対象)における働き世代人口率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

働き世代人口率
2020年度 27.20% -1.50pt
2015年度 28.70% -1.20pt
2010年度 29.90% -0.80pt
2005年度 30.70% -1.00pt
2000年度 31.70% -0.90pt
1995年度 32.60% -0.60pt
1990年度 33.20% -0.10pt
1985年度 33.30% -0.20pt
1980年度 33.50%
全国の市区町村の働き世代人口率推移グラフ

働き世代人口率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における働き世代人口率の平均は57.81%です。

上位には、県内の中核市や産業・雇用の集積がある地域など、働き世代の割合が高い自治体が多く見られます。県内の経済活動の中心と、年齢構成の現役世代の厚みが対応しやすい傾向があります。

一方で下位には、若年層の流出と高齢化が進む町村が並び、働き手世代の薄さが指標に表れやすくなります。働き世代人口率が低い地域では、医療・介護需要とのバランスにも留意が必要です。

働き世代人口率と総人口・高齢化率・老年人口指数をあわせると、県内の労働力と社会保障負担の実態をより正確に把握できます。