岩手県の市区町村の中で、就業率が最も高い地域は岩手県 金ケ崎町(63.18%)です。
上位には、県内の中核市や産業集積地など、就業率が高い自治体が並んでいます。

岩手県内33市区町村の就業率を比較すると、岩手県内市区町村の就業率の平均は56.18%で、全国平均(53.25%)を上回っています。1位は岩手県 金ケ崎町(63.18%)で、全国平均を上回る自治体は県内で25件あります。。
就業率と働き世代人口率、昼夜間人口比率をあわせると、通勤・通学の流入も含めた地域の活動人口が見えてきます。
詳しい意味や計算方法は、就業率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

岩手県の就業率ランキングの見方

岩手県の市区町村を対象とした就業率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、労働参加の実態と全国平均との差、産業構造や年齢構成の影響に注目できます。

就業率が高い地域

上位には、県内の中核市や産業集積地など、15歳以上人口のうち実際に働いている人の割合が高い自治体が並びやすい傾向があります。

就業率が低い地域

下位には、高齢化が進み非労働力人口の割合が大きい町村や、若年層の流出で労働力が薄くなっている地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、就業率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

岩手県の就業率ランキング概要

就業者数と15歳以上人口から求めた就業率を比較することで、地域ごとの労働参加の違いを確認できます。

就業率は、就業者数 ÷ 15歳以上人口 × 100で求めます。ランキング表の左側には就業者数、右側の数値は就業率(%)です。

岩手県内の市区町村の就業率の平均は56.18%です。

一方全国平均は53.25%となっています。

全33市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は25件でした。

県内平均を上回る市区町村は、労働参加が相対的に活発で、地域経済の基盤が厚い傾向があります。

上位では金ケ崎町紫波町滝沢市二戸市雫石町などが入り、県内の中核市や産業集積地など、15歳以上人口のうち実際に働いている人の割合が高い自治体が並びやすい傾向があります。

下位では岩泉町宮古市大槌町葛巻町釜石市などが入り、高齢化が進み非労働力人口の割合が大きい都市部や、若年層の流出で労働力が薄くなっている地域など、就業率が低い傾向が並びやすくなります。

岩手県は、盛岡市、奥州市、一関市などの主要都市と町村部で就業率の水準が異なります。都市部では産業集積の影響が強く、町村部では高齢化や若年層流出の影響が順位に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、就業率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

岩手県の就業率ランキング結果

※棒グラフは岩手県内で最も就業率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 金ケ崎町 就業者数 8,585人 63.18%
    63.18%
  2. 2位 紫波町 就業者数 17,028人 60.47%
    60.47%
  3. 3位 滝沢市 就業者数 28,621人 60.08%
    60.08%
  4. 4位 二戸市 就業者数 13,551人 59.33%
    59.33%
  5. 5位 雫石町 就業者数 8,381人 59.25%
    59.25%
  6. 6位 平泉町 就業者数 3,784人 58.57%
    58.57%
  7. 7位 矢巾町 就業者数 14,202人 58.53%
    58.53%
  8. 8位 奥州市 就業者数 58,252人 58.38%
    58.38%
  9. 9位 軽米町 就業者数 4,463人 58.30%
    58.30%
  10. 10位 花巻市 就業者数 47,508人 57.69%
    57.69%
  11. 11位 八幡平市 就業者数 12,609人 57.65%
    57.65%
  12. 12位 遠野市 就業者数 13,098人 57.50%
    57.50%
  13. 13位 岩手町 就業者数 6,434人 57.49%
    57.49%
  14. 14位 九戸村 就業者数 2,794人 57.41%
    57.41%
  15. 15位 盛岡市 就業者数 141,690人 57.15%
    57.15%
  16. 16位 北上市 就業者数 45,361人 56.97%
    56.97%
  17. 17位 一関市 就業者数 56,355人 56.54%
    56.54%
  18. 18位 久慈市 就業者数 16,181人 56.37%
    56.37%
  19. 19位 大船渡市 就業者数 17,324人 55.89%
    55.89%
  20. 20位 西和賀町 就業者数 2,653人 55.57%
    55.57%
  21. 21位 田野畑村 就業者数 1,514人 55.22%
    55.22%
  22. 22位 普代村 就業者数 1,250人 55.14%
    55.14%
  23. 23位 野田村 就業者数 1,911人 54.57%
    54.57%
  24. 24位 一戸町 就業者数 5,725人 54.56%
    54.56%
  25. 25位 陸前高田市 就業者数 9,036人 54.50%
    54.50%
  26. 26位 住田町 就業者数 2,471人 52.92%
    52.92%
  27. 27位 山田町 就業者数 6,839人 52.86%
    52.86%
  28. 28位 洋野町 就業者数 7,237人 52.74%
    52.74%
  29. 29位 岩泉町 就業者数 4,187人 52.56%
    52.56%
  30. 30位 宮古市 就業者数 23,450人 52.07%
    52.07%
  31. 31位 大槌町 就業者数 5,091人 51.74%
    51.74%
  32. 32位 葛巻町 就業者数 2,684人 51.48%
    51.48%
  33. 33位 釜石市 就業者数 14,824人 51.27%
    51.27%

棒グラフを見ると、就業率は自治体間の差が比較的小さく、全体的に近い水準で分布しています。岩手県内でも大きな突出は少なく、県全体の水準感を把握しやすい構成です。

岩手県の市区町村 就業率推移

岩手県の市区町村(ランキング対象)における就業率と就業者数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

就業率 就業者数
2020年度 56.91% +0.17pt 605,093 -31,236
2015年度 56.74% +2.14pt 636,329 +5,026
2010年度 54.60% -3.26pt 631,303 -57,311
2005年度 57.86% -3.05pt 688,614 -44,174
2000年度 60.91% 732,788 -14,744
1995年度 747,532 +9,169
1990年度 738,363 +8,712
1985年度 729,651 +6,493
1980年度 723,158
全国の市区町村の就業率推移グラフ

就業率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における就業率の平均は53.25%です。

上位には、雇用の集積がある市や産業・サービス業の基盤が厚い地域など、就業率が高い自治体が多く見られます。働き世代人口率が高くても就業率が低い地域では、労働参加の実態に差があることが分かります。

一方で下位には、高齢化が進む中山間地域や小規模町村が並び、高齢者の非労働力人口の増加が就業率を押し下げやすくなります。

就業率と働き世代人口率・昼夜間人口比率をあわせると、県内の活動人口と労働参加の実態まで把握できます。