宮崎県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は宮崎県 美郷町(51.60%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

宮崎県内26市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は38.34%、宮崎県全体は32.20%で、全国平均(28.00%)を上回っています。1位は宮崎県 美郷町(51.60%)で、全国平均を上回る自治体は県内で25件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

宮崎県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約26の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

宮崎県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

宮崎県全体は32.20%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全26市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は22件、全国平均を上回る市区町村は25件でした。

上位では美郷町諸塚村椎葉村日之影町西米良村などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では日向市新富町都城市三股町宮崎市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

宮崎県は、宮崎市、都城市、延岡市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

宮崎県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 美郷町 総人口 4,826人 51.60%
    老年 51.57% 働き世代 39.68% 年少 8.74%
  2. 2位 諸塚村 総人口 1,486人 45.60%
    老年 45.63% 働き世代 44.21% 年少 10.09% 年齢不詳 0.07%
  3. 2位 椎葉村 総人口 2,503人 45.60%
    老年 45.63% 働き世代 42.47% 年少 11.91%
  4. 2位 日之影町 総人口 3,635人 45.60%
    老年 45.58% 働き世代 44.02% 年少 10.40%
  5. 5位 西米良村 総人口 1,000人 43.70%
    老年 43.70% 働き世代 42.70% 年少 13.60%
  6. 6位 高千穂町 総人口 11,642人 43.10%
    老年 43.09% 働き世代 45.40% 年少 11.39% 年齢不詳 0.11%
  7. 7位 五ヶ瀬町 総人口 3,472人 42.90%
    老年 42.94% 働き世代 43.98% 年少 13.08%
  8. 8位 串間市 総人口 16,822人 42.80%
    老年 42.76% 働き世代 44.97% 年少 11.50% 年齢不詳 0.77%
  9. 9位 えびの市 総人口 17,638人 42.40%
    老年 42.36% 働き世代 46.42% 年少 10.91% 年齢不詳 0.31%
  10. 10位 高原町 総人口 8,639人 41.80%
    老年 41.78% 働き世代 46.88% 年少 10.79% 年齢不詳 0.56%
  11. 11位 都農町 総人口 9,906人 38.70%
    老年 38.74% 働き世代 48.62% 年少 12.58% 年齢不詳 0.06%
  12. 12位 日南市 総人口 50,848人 38.50%
    老年 38.55% 働き世代 49.50% 年少 11.75% 年齢不詳 0.20%
  13. 13位 西都市 総人口 28,610人 37.80%
    老年 37.84% 働き世代 49.52% 年少 11.49% 年齢不詳 1.15%
  14. 14位 国富町 総人口 18,398人 37.30%
    老年 37.25% 働き世代 51.15% 年少 11.45% 年齢不詳 0.15%
  15. 15位 小林市 総人口 43,670人 37.20%
    老年 37.16% 働き世代 50.07% 年少 12.39% 年齢不詳 0.38%
  16. 15位 木城町 総人口 4,895人 37.20%
    老年 37.22% 働き世代 47.23% 年少 15.55%
  17. 17位 綾町 総人口 6,934人 36.80%
    老年 36.83% 働き世代 49.12% 年少 14.05%
  18. 18位 川南町 総人口 15,194人 35.70%
    老年 35.72% 働き世代 51.38% 年少 12.81% 年齢不詳 0.09%
  19. 19位 延岡市 総人口 118,394人 34.40%
    老年 34.39% 働き世代 52.09% 年少 12.23% 年齢不詳 1.29%
  20. 20位 門川町 総人口 17,379人 34.20%
    老年 34.21% 働き世代 52.05% 年少 13.62% 年齢不詳 0.12%
  21. 21位 高鍋町 総人口 19,922人 32.60%
    老年 32.63% 働き世代 53.79% 年少 13.12% 年齢不詳 0.46%
  22. 22位 日向市 総人口 59,629人 32.30%
    老年 32.31% 働き世代 53.16% 年少 13.50% 年齢不詳 1.02%
  23. 23位 新富町 総人口 16,564人 31.70%
    老年 31.73% 働き世代 54.90% 年少 13.35% 年齢不詳 0.02%
  24. 24位 都城市 総人口 160,640人 31.50%
    老年 31.54% 働き世代 53.72% 年少 13.81% 年齢不詳 0.93%
  25. 25位 三股町 総人口 25,591人 28.30%
    老年 28.32% 働き世代 54.22% 年少 17.23% 年齢不詳 0.23%
  26. 26位 宮崎市 総人口 401,339人 27.60%
    老年 27.56% 働き世代 55.97% 年少 13.40% 年齢不詳 3.07%

棒グラフを見ると、高齢化率は自治体間の差が比較的小さく、全体的に近い水準で分布しています。宮崎県内でも大きな突出は少なく、県全体の水準感を把握しやすい構成です。

宮崎県の市区町村 高齢化率推移

宮崎県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 32.20% +2.90pt
2015年度 29.30% +3.60pt
2010年度 25.70% +2.20pt
2005年度 23.50% +2.80pt
2000年度 20.70% +3.30pt
1995年度 17.40% +3.20pt
1990年度 14.20% +2.20pt
1985年度 12.00% +1.50pt
1980年度 10.50%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。