島根県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は島根県 知夫村(7.89‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

島根県内19市区町村の出生率を比較すると、島根県内市区町村の出生率の平均は5.73‰で、全国平均(6.67‰)を下回っています。1位は島根県 知夫村(7.89‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では3件と、全体の4分の1未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

島根県の出生率ランキングの見方

島根県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

島根県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

島根県内の市区町村の出生率の平均は5.73‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全19市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は3件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では知夫村出雲市松江市海士町益田市などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では邑南町西ノ島町江津市奥出雲町津和野町などが入り、少子化や晩婚化の影響が強い都市部・中核市、あるいは若年層の流出が進む地域など、出生率が低い傾向が並びやすくなります。

島根県は、松江市、出雲市、浜田市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

島根県の出生率ランキング結果

※棒グラフは島根県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 知夫村 出生数 5人 7.89‰
    7.89‰
  2. 2位 出雲市 出生数 1,328人 7.69‰
    7.69‰
  3. 3位 松江市 出生数 1,492人 7.33‰
    7.33‰
  4. 4位 海士町 出生数 15人 6.62‰
    6.62‰
  5. 5位 益田市 出生数 291人 6.47‰
    6.47‰
  6. 6位 吉賀町 出生数 37人 6.09‰
    6.09‰
  7. 7位 大田市 出生数 191人 5.82‰
    5.82‰
  8. 8位 安来市 出生数 214人 5.77‰
    5.77‰
  9. 9位 雲南市 出生数 207人 5.75‰
    5.75‰
  10. 10位 飯南町 出生数 26人 5.68‰
    5.68‰
  11. 11位 隠岐の島町 出生数 76人 5.66‰
    5.66‰
  12. 12位 浜田市 出生数 305人 5.59‰
    5.59‰
  13. 13位 美郷町 出生数 23人 5.28‰
    5.28‰
  14. 14位 川本町 出生数 17人 5.23‰
    5.23‰
  15. 15位 邑南町 出生数 51人 5.02‰
    5.02‰
  16. 15位 西ノ島町 出生数 14人 5.02‰
    5.02‰
  17. 17位 江津市 出生数 111人 4.83‰
    4.83‰
  18. 18位 奥出雲町 出生数 50人 4.22‰
    4.22‰
  19. 19位 津和野町 出生数 20人 2.91‰
    2.91‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。島根県内の上位平均(おおむね7.20)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

島根県の市区町村 出生率推移

島根県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 6.66‰ -1.33pt 4,473 -1,078
2015年度 7.99‰ -0.03pt 5,551 -205
2010年度 8.02‰ +0.34pt 5,756 +59
2005年度 7.68‰ -0.88pt 5,697 -825
2000年度 8.56‰ -0.21pt 6,522 -242
1995年度 8.77‰ 6,764
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。