神奈川県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は神奈川県 真鶴町(43.50%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

神奈川県内33市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は30.68%、神奈川県全体は25.00%で、全国平均(28.00%)を下回っています。1位は神奈川県 真鶴町(43.50%)で、全国平均を上回る自治体は県内で20件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

神奈川県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約33の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

神奈川県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

神奈川県全体は25.00%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全33市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は28件、全国平均を上回る市区町村は20件でした。

上位では真鶴町湯河原町三浦市山北町清川村などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では海老名市横浜市藤沢市大和市川崎市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

神奈川県は、横浜市、川崎市、相模原市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

神奈川県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 真鶴町 総人口 6,722人 43.50%
    老年 43.48% 働き世代 49.75% 年少 6.63% 年齢不詳 0.13%
  2. 2位 湯河原町 総人口 23,426人 42.50%
    老年 42.52% 働き世代 48.99% 年少 7.47% 年齢不詳 1.02%
  3. 3位 三浦市 総人口 42,069人 40.80%
    老年 40.79% 働き世代 50.55% 年少 8.25% 年齢不詳 0.42%
  4. 4位 山北町 総人口 9,761人 39.70%
    老年 39.68% 働き世代 51.62% 年少 8.41% 年齢不詳 0.29%
  5. 5位 清川村 総人口 3,038人 37.20%
    老年 37.23% 働き世代 52.67% 年少 10.07% 年齢不詳 0.03%
  6. 6位 箱根町 総人口 11,293人 36.50%
    老年 36.48% 働き世代 52.60% 年少 6.05% 年齢不詳 4.87%
  7. 7位 中井町 総人口 9,300人 35.50%
    老年 35.52% 働き世代 52.00% 年少 9.02% 年齢不詳 3.46%
  8. 8位 二宮町 総人口 27,564人 35.10%
    老年 35.13% 働き世代 54.01% 年少 10.26% 年齢不詳 0.61%
  9. 9位 大磯町 総人口 31,634人 34.30%
    老年 34.31% 働き世代 54.35% 年少 11.28% 年齢不詳 0.06%
  10. 10位 松田町 総人口 10,836人 33.70%
    老年 33.69% 働き世代 55.65% 年少 9.51% 年齢不詳 1.15%
  11. 11位 南足柄市 総人口 40,841人 32.90%
    老年 32.91% 働き世代 55.11% 年少 11.00% 年齢不詳 0.98%
  12. 12位 横須賀市 総人口 388,078人 32.10%
    老年 32.14% 働き世代 57.18% 年少 10.50% 年齢不詳 0.18%
  13. 13位 葉山町 総人口 31,665人 31.80%
    老年 31.80% 働き世代 54.18% 年少 12.49% 年齢不詳 1.53%
  14. 14位 逗子市 総人口 57,060人 31.50%
    老年 31.45% 働き世代 54.58% 年少 11.19% 年齢不詳 2.77%
  15. 15位 鎌倉市 総人口 172,710人 30.90%
    老年 30.91% 働き世代 57.24% 年少 11.34% 年齢不詳 0.51%
  16. 16位 小田原市 総人口 188,856人 30.00%
    老年 29.96% 働き世代 57.37% 年少 10.95% 年齢不詳 1.71%
  17. 16位 愛川町 総人口 39,869人 30.00%
    老年 29.97% 働き世代 58.25% 年少 10.61% 年齢不詳 1.17%
  18. 18位 秦野市 総人口 162,439人 29.90%
    老年 29.87% 働き世代 57.39% 年少 10.96% 年齢不詳 1.78%
  19. 19位 大井町 総人口 17,129人 29.00%
    老年 28.97% 働き世代 58.56% 年少 11.79% 年齢不詳 0.68%
  20. 20位 平塚市 総人口 258,422人 28.10%
    老年 28.06% 働き世代 58.47% 年少 11.35% 年齢不詳 2.12%
  21. 21位 綾瀬市 総人口 83,913人 27.60%
    老年 27.63% 働き世代 58.24% 年少 12.93% 年齢不詳 1.19%
  22. 22位 寒川町 総人口 48,348人 27.40%
    老年 27.41% 働き世代 58.80% 年少 12.75% 年齢不詳 1.04%
  23. 23位 茅ヶ崎市 総人口 242,389人 26.80%
    老年 26.77% 働き世代 59.60% 年少 12.81% 年齢不詳 0.82%
  24. 24位 伊勢原市 総人口 101,780人 26.10%
    老年 26.11% 働き世代 60.56% 年少 11.46% 年齢不詳 1.87%
  25. 25位 開成町 総人口 18,329人 26.00%
    老年 26.01% 働き世代 58.94% 年少 14.78% 年齢不詳 0.26%
  26. 26位 厚木市 総人口 223,705人 25.70%
    老年 25.71% 働き世代 61.16% 年少 11.69% 年齢不詳 1.43%
  27. 27位 相模原市 総人口 725,493人 25.50%
    老年 25.53% 働き世代 60.08% 年少 11.38% 年齢不詳 3.01%
  28. 28位 座間市 総人口 132,325人 25.40%
    老年 25.42% 働き世代 60.75% 年少 11.30% 年齢不詳 2.53%
  29. 29位 海老名市 総人口 136,516人 24.80%
    老年 24.78% 働き世代 60.78% 年少 12.94% 年齢不詳 1.50%
  30. 30位 横浜市 総人口 3,777,491人 24.40%
    老年 24.37% 働き世代 61.32% 年少 11.70% 年齢不詳 2.62%
  31. 30位 藤沢市 総人口 436,905人 24.40%
    老年 24.38% 働き世代 60.71% 年少 13.00% 年齢不詳 1.91%
  32. 32位 大和市 総人口 239,169人 23.70%
    老年 23.71% 働き世代 61.34% 年少 12.10% 年齢不詳 2.86%
  33. 33位 川崎市 総人口 1,538,262人 19.60%
    老年 19.58% 働き世代 65.09% 年少 12.32% 年齢不詳 3.01%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。神奈川県内の上位平均(おおむね40.74)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

神奈川県の市区町村 高齢化率推移

神奈川県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 25.00% +1.40pt
2015年度 23.60% +3.50pt
2010年度 20.10% +3.30pt
2005年度 16.80% +3.00pt
2000年度 13.80% +2.80pt
1995年度 11.00% +2.20pt
1990年度 8.80% +1.30pt
1985年度 7.50% +1.10pt
1980年度 6.40%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。