宮城県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は宮城県 七ヶ宿町(46.20%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

宮城県内35市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は33.37%、宮城県全体は27.80%で、全国平均(28.00%)を下回っています。1位は宮城県 七ヶ宿町(46.20%)で、全国平均を上回る自治体は県内で27件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

宮城県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約35の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

宮城県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

宮城県全体は27.80%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全35市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は27件、全国平均を上回る市区町村は27件でした。

上位では七ヶ宿町丸森町山元町栗原市松島町などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では利府町仙台市名取市大和町富谷市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

宮城県は、仙台市、石巻市、大崎市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

宮城県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 七ヶ宿町 総人口 1,262人 46.20%
    老年 46.20% 働き世代 46.67% 年少 7.13%
  2. 2位 丸森町 総人口 12,262人 43.20%
    老年 43.17% 働き世代 48.03% 年少 8.65% 年齢不詳 0.15%
  3. 3位 山元町 総人口 12,046人 41.00%
    老年 41.03% 働き世代 49.92% 年少 8.92% 年齢不詳 0.13%
  4. 4位 栗原市 総人口 64,637人 40.50%
    老年 40.54% 働き世代 49.43% 年少 9.69% 年齢不詳 0.35%
  5. 5位 松島町 総人口 13,323人 39.10%
    老年 39.14% 働き世代 51.65% 年少 9.16% 年齢不詳 0.05%
  6. 6位 大郷町 総人口 7,813人 38.60%
    老年 38.62% 働き世代 50.25% 年少 11.05% 年齢不詳 0.09%
  7. 7位 川崎町 総人口 8,345人 38.50%
    老年 38.47% 働き世代 52.50% 年少 8.76% 年齢不詳 0.28%
  8. 7位 南三陸町 総人口 12,225人 38.50%
    老年 38.50% 働き世代 52.25% 年少 9.19% 年齢不詳 0.06%
  9. 9位 気仙沼市 総人口 61,147人 38.30%
    老年 38.33% 働き世代 51.74% 年少 8.88% 年齢不詳 1.06%
  10. 10位 蔵王町 総人口 11,418人 38.20%
    老年 38.25% 働き世代 51.36% 年少 10.24% 年齢不詳 0.16%
  11. 11位 涌谷町 総人口 15,388人 37.70%
    老年 37.67% 働き世代 52.58% 年少 9.56% 年齢不詳 0.19%
  12. 12位 加美町 総人口 21,943人 37.10%
    老年 37.08% 働き世代 52.26% 年少 10.60% 年齢不詳 0.05%
  13. 13位 女川町 総人口 6,430人 36.30%
    老年 36.28% 働き世代 55.27% 年少 8.10% 年齢不詳 0.34%
  14. 14位 角田市 総人口 27,976人 35.80%
    老年 35.80% 働き世代 53.37% 年少 10.40% 年齢不詳 0.43%
  15. 15位 白石市 総人口 32,758人 35.60%
    老年 35.56% 働き世代 53.65% 年少 10.08% 年齢不詳 0.71%
  16. 15位 美里町 総人口 23,994人 35.60%
    老年 35.62% 働き世代 53.11% 年少 10.95% 年齢不詳 0.32%
  17. 17位 登米市 総人口 76,037人 35.50%
    老年 35.45% 働き世代 53.13% 年少 10.96% 年齢不詳 0.46%
  18. 17位 村田町 総人口 10,666人 35.50%
    老年 35.48% 働き世代 53.90% 年少 10.13% 年齢不詳 0.50%
  19. 19位 色麻町 総人口 6,698人 35.00%
    老年 34.98% 働き世代 53.15% 年少 11.69% 年齢不詳 0.18%
  20. 20位 塩竈市 総人口 52,203人 33.90%
    老年 33.87% 働き世代 55.13% 年少 10.36% 年齢不詳 0.65%
  21. 21位 石巻市 総人口 140,151人 33.20%
    老年 33.18% 働き世代 54.93% 年少 10.40% 年齢不詳 1.49%
  22. 22位 亘理町 総人口 33,087人 31.40%
    老年 31.40% 働き世代 56.62% 年少 11.45% 年齢不詳 0.53%
  23. 23位 七ヶ浜町 総人口 18,132人 31.10%
    老年 31.13% 働き世代 57.97% 年少 10.74% 年齢不詳 0.16%
  24. 24位 大崎市 総人口 127,330人 30.40%
    老年 30.42% 働き世代 57.06% 年少 11.80% 年齢不詳 0.72%
  25. 25位 東松島市 総人口 39,098人 29.60%
    老年 29.64% 働き世代 58.03% 年少 12.33% 年齢不詳 0.00%
  26. 26位 大衡村 総人口 5,849人 29.20%
    老年 29.22% 働き世代 55.79% 年少 14.89% 年齢不詳 0.10%
  27. 27位 柴田町 総人口 38,271人 28.80%
    老年 28.83% 働き世代 58.20% 年少 11.41% 年齢不詳 1.56%
  28. 28位 大河原町 総人口 23,571人 27.70%
    老年 27.66% 働き世代 58.50% 年少 12.85% 年齢不詳 0.99%
  29. 29位 岩沼市 総人口 44,068人 26.70%
    老年 26.67% 働き世代 59.15% 年少 13.25% 年齢不詳 0.93%
  30. 30位 多賀城市 総人口 62,827人 24.70%
    老年 24.66% 働き世代 60.32% 年少 13.03% 年齢不詳 2.00%
  31. 31位 利府町 総人口 35,182人 24.60%
    老年 24.58% 働き世代 60.44% 年少 14.34% 年齢不詳 0.64%
  32. 32位 仙台市 総人口 1,096,704人 23.50%
    老年 23.45% 働き世代 61.37% 年少 11.73% 年齢不詳 3.44%
  33. 33位 名取市 総人口 78,718人 22.70%
    老年 22.71% 働き世代 60.81% 年少 15.08% 年齢不詳 1.40%
  34. 34位 大和町 総人口 28,786人 22.60%
    老年 22.59% 働き世代 61.14% 年少 14.30% 年齢不詳 1.97%
  35. 35位 富谷市 総人口 51,651人 21.60%
    老年 21.58% 働き世代 61.59% 年少 16.44% 年齢不詳 0.39%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。宮城県内の上位平均(おおむね42.00)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

宮城県の市区町村 高齢化率推移

宮城県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 27.80% +2.60pt
2015年度 25.20% +3.00pt
2010年度 22.20% +2.30pt
2005年度 19.90% +2.60pt
2000年度 17.30% +2.80pt
1995年度 14.50% +2.60pt
1990年度 11.90% +2.00pt
1985年度 9.90% +1.20pt
1980年度 8.70%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。