栃木県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は栃木県 高根沢町(7.53‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

栃木県内25市区町村の出生率を比較すると、栃木県内市区町村の出生率の平均は5.34‰で、全国平均(6.67‰)を下回っています。1位は栃木県 高根沢町(7.53‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では5件と、全体の4分の1未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

栃木県の出生率ランキングの見方

栃木県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

栃木県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

栃木県内の市区町村の出生率の平均は5.34‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全25市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は5件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では高根沢町上三川町さくら市宇都宮市小山市などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では益子町塩谷町那須町那須烏山市茂木町などが入り、少子化や晩婚化の影響が強い都市部・中核市、あるいは若年層の流出が進む地域など、出生率が低い傾向が並びやすくなります。

栃木県は、宇都宮市、小山市、栃木市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

栃木県の出生率ランキング結果

※棒グラフは栃木県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 高根沢町 出生数 220人 7.53‰
    7.53‰
  2. 2位 上三川町 出生数 227人 7.37‰
    7.37‰
  3. 3位 さくら市 出生数 322人 7.23‰
    7.23‰
  4. 4位 宇都宮市 出生数 3,731人 7.19‰
    7.19‰
  5. 5位 小山市 出生数 1,180人 7.08‰
    7.08‰
  6. 6位 下野市 出生数 396人 6.65‰
    6.65‰
  7. 7位 真岡市 出生数 498人 6.37‰
    6.37‰
  8. 8位 那須塩原市 出生数 730人 6.34‰
    6.34‰
  9. 8位 野木町 出生数 158人 6.34‰
    6.34‰
  10. 10位 大田原市 出生数 421人 5.84‰
    5.84‰
  11. 11位 鹿沼市 出生数 546人 5.81‰
    5.81‰
  12. 12位 佐野市 出生数 651人 5.60‰
    5.60‰
  13. 13位 栃木市 出生数 842人 5.41‰
    5.41‰
  14. 14位 壬生町 出生数 213人 5.40‰
    5.40‰
  15. 15位 芳賀町 出生数 74人 4.95‰
    4.95‰
  16. 16位 矢板市 出生数 152人 4.88‰
    4.88‰
  17. 16位 市貝町 出生数 55人 4.88‰
    4.88‰
  18. 18位 日光市 出生数 365人 4.70‰
    4.70‰
  19. 19位 足利市 出生数 675人 4.66‰
    4.66‰
  20. 20位 那珂川町 出生数 61人 4.01‰
    4.01‰
  21. 21位 益子町 出生数 80人 3.65‰
    3.65‰
  22. 22位 塩谷町 出生数 33人 3.19‰
    3.19‰
  23. 23位 那須町 出生数 76人 3.17‰
    3.17‰
  24. 24位 那須烏山市 出生数 75人 3.02‰
    3.02‰
  25. 25位 茂木町 出生数 27人 2.27‰
    2.27‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。栃木県内の上位平均(おおむね7.28)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

栃木県の市区町村 出生率推移

栃木県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 6.11‰ -1.64pt 11,808 -3,498
2015年度 7.75‰ -0.45pt 15,306 -1,167
2010年度 8.20‰ -0.41pt 16,473 -890
2005年度 8.61‰ -0.86pt 17,363 -1,613
2000年度 9.47‰ +0.07pt 18,976 +314
1995年度 9.40‰ 18,662
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。