和歌山県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は和歌山県 古座川町(55.20%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

和歌山県内30市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は38.00%、和歌山県全体は33.10%で、全国平均(28.00%)を上回っています。1位は和歌山県 古座川町(55.20%)で、全国平均を上回る自治体は県内で28件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

和歌山県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約30の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

和歌山県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

和歌山県全体は33.10%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全30市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は22件、全国平均を上回る市区町村は28件でした。

上位では古座川町すさみ町紀美野町九度山町串本町などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では御坊市和歌山市日高町上富田町岩出市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

和歌山県は、和歌山市、田辺市、橋本市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

和歌山県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 古座川町 総人口 2,480人 55.20%
    老年 55.24% 働き世代 37.34% 年少 7.42%
  2. 2位 すさみ町 総人口 3,685人 48.70%
    老年 48.71% 働き世代 42.55% 年少 8.17% 年齢不詳 0.57%
  3. 3位 紀美野町 総人口 8,256人 48.60%
    老年 48.56% 働き世代 44.36% 年少 7.09%
  4. 4位 九度山町 総人口 3,856人 46.50%
    老年 46.47% 働き世代 45.98% 年少 7.42% 年齢不詳 0.13%
  5. 5位 串本町 総人口 14,959人 46.30%
    老年 46.33% 働き世代 44.64% 年少 8.28% 年齢不詳 0.76%
  6. 6位 北山村 総人口 404人 45.00%
    老年 45.05% 働き世代 45.05% 年少 9.90%
  7. 7位 太地町 総人口 2,791人 44.80%
    老年 44.82% 働き世代 47.83% 年少 7.24% 年齢不詳 0.11%
  8. 8位 那智勝浦町 総人口 14,137人 43.90%
    老年 43.86% 働き世代 46.37% 年少 9.56% 年齢不詳 0.21%
  9. 9位 高野町 総人口 2,970人 41.10%
    老年 41.08% 働き世代 50.57% 年少 7.64% 年齢不詳 0.71%
  10. 10位 かつらぎ町 総人口 15,967人 40.20%
    老年 40.24% 働き世代 49.27% 年少 10.29% 年齢不詳 0.20%
  11. 11位 白浜町 総人口 20,262人 39.60%
    老年 39.57% 働き世代 49.95% 年少 9.57% 年齢不詳 0.91%
  12. 12位 由良町 総人口 5,364人 38.90%
    老年 38.93% 働き世代 50.78% 年少 9.32% 年齢不詳 0.97%
  13. 13位 美浜町 総人口 6,867人 37.40%
    老年 37.37% 働き世代 52.28% 年少 10.05% 年齢不詳 0.31%
  14. 14位 新宮市 総人口 27,171人 37.20%
    老年 37.21% 働き世代 49.09% 年少 10.56% 年齢不詳 3.14%
  15. 15位 印南町 総人口 7,720人 37.00%
    老年 36.98% 働き世代 50.65% 年少 12.20% 年齢不詳 0.17%
  16. 16位 湯浅町 総人口 11,122人 36.80%
    老年 36.76% 働き世代 51.84% 年少 10.65% 年齢不詳 0.74%
  17. 16位 日高川町 総人口 9,219人 36.80%
    老年 36.75% 働き世代 51.38% 年少 11.86% 年齢不詳 0.01%
  18. 18位 海南市 総人口 48,369人 36.60%
    老年 36.64% 働き世代 52.45% 年少 10.06% 年齢不詳 0.85%
  19. 19位 広川町 総人口 6,781人 35.60%
    老年 35.58% 働き世代 51.92% 年少 12.06% 年齢不詳 0.43%
  20. 20位 有田市 総人口 26,538人 34.90%
    老年 34.93% 働き世代 53.84% 年少 10.43% 年齢不詳 0.79%
  21. 21位 田辺市 総人口 69,870人 33.50%
    老年 33.53% 働き世代 53.83% 年少 11.37% 年齢不詳 1.27%
  22. 22位 みなべ町 総人口 11,818人 33.20%
    老年 33.25% 働き世代 54.26% 年少 12.07% 年齢不詳 0.41%
  23. 23位 橋本市 総人口 60,818人 33.10%
    老年 33.08% 働き世代 54.93% 年少 11.44% 年齢不詳 0.56%
  24. 23位 紀の川市 総人口 58,816人 33.10%
    老年 33.07% 働き世代 55.16% 年少 11.14% 年齢不詳 0.64%
  25. 25位 有田川町 総人口 25,258人 33.00%
    老年 32.96% 働き世代 53.93% 年少 12.96% 年齢不詳 0.15%
  26. 26位 御坊市 総人口 23,481人 31.20%
    老年 31.23% 働き世代 56.02% 年少 10.63% 年齢不詳 2.12%
  27. 27位 和歌山市 総人口 356,729人 30.80%
    老年 30.82% 働き世代 56.55% 年少 11.87% 年齢不詳 0.76%
  28. 28位 日高町 総人口 7,673人 30.20%
    老年 30.20% 働き世代 53.89% 年少 15.60% 年齢不詳 0.31%
  29. 29位 上富田町 総人口 15,236人 27.00%
    老年 26.99% 働き世代 58.01% 年少 14.10% 年齢不詳 0.91%
  30. 30位 岩出市 総人口 53,967人 23.80%
    老年 23.81% 働き世代 61.06% 年少 13.52% 年齢不詳 1.61%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。和歌山県内の上位平均(おおむね49.06)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

和歌山県の市区町村 高齢化率推移

和歌山県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 33.10% +2.40pt
2015年度 30.70% +3.70pt
2010年度 27.00% +2.90pt
2005年度 24.10% +2.90pt
2000年度 21.20% +3.10pt
1995年度 18.10% +2.80pt
1990年度 15.30% +2.10pt
1985年度 13.20% +1.40pt
1980年度 11.80%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。