広島県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は広島県 安芸太田町(52.10%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

広島県内23市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は36.43%、広島県全体は29.00%で、全国平均(28.00%)を上回っています。1位は広島県 安芸太田町(52.10%)で、全国平均を上回る自治体は県内で19件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

広島県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約23の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

広島県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

広島県全体は29.00%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全23市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は18件、全国平均を上回る市区町村は19件でした。

上位では安芸太田町神石高原町大崎上島町江田島市庄原市などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では福山市広島市府中町海田町東広島市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

広島県は、広島市、福山市、呉市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

広島県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 安芸太田町 総人口 5,740人 52.10%
    老年 52.11% 働き世代 39.77% 年少 8.12%
  2. 2位 神石高原町 総人口 8,250人 49.20%
    老年 49.19% 働き世代 42.23% 年少 8.57% 年齢不詳 0.01%
  3. 3位 大崎上島町 総人口 7,158人 46.20%
    老年 46.17% 働き世代 45.10% 年少 7.73% 年齢不詳 1.01%
  4. 4位 江田島市 総人口 21,930人 43.60%
    老年 43.65% 働き世代 48.59% 年少 7.56% 年齢不詳 0.21%
  5. 5位 庄原市 総人口 33,633人 43.30%
    老年 43.35% 働き世代 45.82% 年少 10.22% 年齢不詳 0.61%
  6. 6位 竹原市 総人口 23,993人 42.00%
    老年 42.02% 働き世代 48.53% 年少 8.86% 年齢不詳 0.59%
  7. 6位 安芸高田市 総人口 26,448人 42.00%
    老年 42.01% 働き世代 47.96% 年少 9.91% 年齢不詳 0.12%
  8. 8位 世羅町 総人口 15,125人 41.90%
    老年 41.93% 働き世代 45.57% 年少 10.31% 年齢不詳 2.18%
  9. 9位 北広島町 総人口 17,763人 38.90%
    老年 38.94% 働き世代 49.16% 年少 10.16% 年齢不詳 1.74%
  10. 10位 府中市 総人口 37,655人 38.20%
    老年 38.16% 働き世代 51.21% 年少 10.42% 年齢不詳 0.21%
  11. 11位 三次市 総人口 50,681人 36.40%
    老年 36.38% 働き世代 50.68% 年少 11.73% 年齢不詳 1.21%
  12. 12位 尾道市 総人口 131,170人 36.30%
    老年 36.32% 働き世代 52.10% 年少 10.91% 年齢不詳 0.67%
  13. 13位 大竹市 総人口 26,319人 35.70%
    老年 35.74% 働き世代 53.10% 年少 10.86% 年齢不詳 0.30%
  14. 14位 熊野町 総人口 22,834人 35.60%
    老年 35.63% 働き世代 51.58% 年少 12.64% 年齢不詳 0.15%
  15. 15位 三原市 総人口 90,573人 35.50%
    老年 35.53% 働き世代 52.42% 年少 11.52% 年齢不詳 0.53%
  16. 16位 呉市 総人口 214,592人 35.30%
    老年 35.28% 働き世代 53.24% 年少 10.74% 年齢不詳 0.75%
  17. 17位 廿日市市 総人口 114,173人 30.60%
    老年 30.62% 働き世代 55.57% 年少 13.07% 年齢不詳 0.74%
  18. 18位 坂町 総人口 12,582人 29.50%
    老年 29.53% 働き世代 55.80% 年少 14.51% 年齢不詳 0.15%
  19. 19位 福山市 総人口 460,930人 28.70%
    老年 28.67% 働き世代 56.49% 年少 13.16% 年齢不詳 1.68%
  20. 20位 広島市 総人口 1,200,754人 25.10%
    老年 25.06% 働き世代 58.84% 年少 13.18% 年齢不詳 2.92%
  21. 21位 府中町 総人口 51,155人 24.60%
    老年 24.57% 働き世代 59.92% 年少 14.70% 年齢不詳 0.81%
  22. 22位 海田町 総人口 29,636人 23.80%
    老年 23.83% 働き世代 60.79% 年少 14.82% 年齢不詳 0.57%
  23. 23位 東広島市 総人口 196,608人 23.30%
    老年 23.26% 働き世代 60.15% 年少 13.60% 年齢不詳 2.99%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。広島県内の上位平均(おおむね46.88)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

広島県の市区町村 高齢化率推移

広島県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 29.00% +1.80pt
2015年度 27.20% +3.50pt
2010年度 23.70% +2.80pt
2005年度 20.90% +2.40pt
2000年度 18.50% +2.70pt
1995年度 15.80% +2.40pt
1990年度 13.40% +1.90pt
1985年度 11.50% +1.30pt
1980年度 10.20%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。