沖縄県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は沖縄県 南風原町(14.37‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

沖縄県内41市区町村の出生率を比較すると、沖縄県内市区町村の出生率の平均は9.04‰で、全国平均(6.67‰)を上回っています。1位は沖縄県 南風原町(14.37‰)で、全国平均を上回る自治体は県内で32件あります。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

沖縄県の出生率ランキングの見方

沖縄県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

沖縄県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

沖縄県内の市区町村の出生率の平均は9.04‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全41市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は32件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では南風原町与那原町渡嘉敷村竹富町宜野座村などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では伊是名村北大東村多良間村渡名喜村粟国村などが入り、進学・就職に伴う若年層の流出が進む過疎町村を中心に、出生率が低い地域が並びやすくなります。

沖縄県は、那覇市、沖縄市、うるま市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

沖縄県の出生率ランキング結果

※棒グラフは沖縄県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 南風原町 出生数 581人 14.37‰
    14.37‰
  2. 2位 与那原町 出生数 277人 14.06‰
    14.06‰
  3. 3位 渡嘉敷村 出生数 10人 13.93‰
    13.93‰
  4. 4位 竹富町 出生数 53人 13.44‰
    13.44‰
  5. 5位 宜野座村 出生数 76人 13.03‰
    13.03‰
  6. 6位 豊見城市 出生数 767人 11.87‰
    11.87‰
  7. 7位 宜野湾市 出生数 1,183人 11.82‰
    11.82‰
  8. 8位 八重瀬町 出生数 362人 11.70‰
    11.70‰
  9. 9位 糸満市 出生数 685人 11.23‰
    11.23‰
  10. 10位 中城村 出生数 248人 11.19‰
    11.19‰
  11. 11位 浦添市 出生数 1,240人 10.72‰
    10.72‰
  12. 12位 うるま市 出生数 1,339人 10.69‰
    10.69‰
  13. 13位 金武町 出生数 114人 10.55‰
    10.55‰
  14. 14位 名護市 出生数 668人 10.51‰
    10.51‰
  15. 14位 沖縄市 出生数 1,501人 10.51‰
    10.51‰
  16. 16位 南城市 出生数 447人 10.15‰
    10.15‰
  17. 17位 北谷町 出生数 286人 10.14‰
    10.14‰
  18. 18位 石垣市 出生数 480人 10.08‰
    10.08‰
  19. 19位 宮古島市 出生数 524人 9.90‰
    9.90‰
  20. 20位 久米島町 出生数 70人 9.73‰
    9.73‰
  21. 21位 嘉手納町 出生数 128人 9.47‰
    9.47‰
  22. 22位 読谷村 出生数 376人 9.12‰
    9.12‰
  23. 23位 座間味村 出生数 8人 8.97‰
    8.97‰
  24. 24位 与那国町 出生数 15人 8.95‰
    8.95‰
  25. 25位 北中城村 出生数 158人 8.79‰
    8.79‰
  26. 26位 那覇市 出生数 2,737人 8.62‰
    8.62‰
  27. 27位 伊江村 出生数 34人 8.26‰
    8.26‰
  28. 28位 今帰仁村 出生数 72人 8.10‰
    8.10‰
  29. 29位 西原町 出生数 268人 7.66‰
    7.66‰
  30. 30位 東村 出生数 11人 6.88‰
    6.88‰
  31. 31位 国頭村 出生数 31人 6.86‰
    6.86‰
  32. 31位 本部町 出生数 86人 6.86‰
    6.86‰
  33. 33位 伊平屋村 出生数 7人 6.22‰
    6.22‰
  34. 34位 大宜味村 出生数 19人 6.14‰
    6.14‰
  35. 35位 南大東村 出生数 7人 5.45‰
    5.45‰
  36. 36位 恩納村 出生数 58人 5.34‰
    5.34‰
  37. 37位 伊是名村 出生数 7人 5.30‰
    5.30‰
  38. 38位 北大東村 出生数 3人 5.08‰
    5.08‰
  39. 39位 多良間村 出生数 5人 4.73‰
    4.73‰
  40. 40位 渡名喜村 出生数 1人 2.89‰
    2.89‰
  41. 41位 粟国村 出生数 1人 1.46‰
    1.46‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。沖縄県内の上位平均(おおむね13.77)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

沖縄県の市区町村 出生率推移

沖縄県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 10.18‰ -1.64pt 14,943 -1,999
2015年度 11.82‰ -0.46pt 16,942 -156
2010年度 12.28‰ +0.44pt 17,098 +983
2005年度 11.84‰ -0.88pt 16,115 -658
2000年度 12.72‰ -0.43pt 16,773 +22
1995年度 13.15‰ 16,751
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。