沖縄県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は沖縄県 渡名喜村(41.30%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。
沖縄県内41市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は25.66%、沖縄県全体は22.10%で、全国平均(28.00%)を下回っています。1位は沖縄県 渡名喜村(41.30%)で、全国平均を上回る自治体は県内では12件で、半数未満です。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。
沖縄県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方
全国約41の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。
県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。
高齢化が進む地域
上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。
相対的に若い構成の地域
下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。
各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。
また、
人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。
沖縄県の高齢化率ランキング概要
高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。
沖縄県全体は22.10%、全国平均は28.00%です。
県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。
全41市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は25件、全国平均を上回る市区町村は12件でした。
上位では渡名喜村、大宜味村、東村、粟国村、伊江村などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。
下位では与那原町、豊見城市、南風原町、宜野湾市、中城村などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。
沖縄県は、那覇市、沖縄市、うるま市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。
※対象データ時点は2020年度です。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。
沖縄県の高齢化率ランキング結果
※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。
-
老年 41.33%
働き世代 50.29%
年少 8.38%
-
2位
大宜味村
総人口 3,092人
37.10%
老年 37.06%
働き世代 51.55%
年少 11.35%
年齢不詳 0.03%
-
老年 36.73%
働き世代 50.88%
年少 12.39%
-
老年 36.31%
働き世代 50.66%
年少 12.01%
年齢不詳 1.02%
-
老年 34.58%
働き世代 50.29%
年少 15.13%
-
老年 34.31%
働き世代 52.69%
年少 13.00%
-
7位
今帰仁村
総人口 8,894人
33.90%
老年 33.94%
働き世代 51.02%
年少 15.01%
年齢不詳 0.02%
-
8位
本部町
総人口 12,530人
32.80%
老年 32.78%
働き世代 52.25%
年少 14.33%
年齢不詳 0.64%
-
9位
伊是名村
総人口 1,322人
30.90%
老年 30.86%
働き世代 53.48%
年少 15.66%
-
10位
多良間村
総人口 1,058人
30.50%
老年 30.53%
働き世代 55.29%
年少 14.18%
-
11位
久米島町
総人口 7,192人
29.80%
老年 29.82%
働き世代 55.13%
年少 14.95%
年齢不詳 0.10%
-
12位
伊平屋村
総人口 1,126人
29.60%
老年 29.57%
働き世代 53.11%
年少 17.32%
-
13位
金武町
総人口 10,806人
27.80%
老年 27.82%
働き世代 54.78%
年少 17.34%
年齢不詳 0.06%
-
14位
宮古島市
総人口 52,931人
26.60%
老年 26.60%
働き世代 55.76%
年少 15.87%
年齢不詳 1.77%
-
15位
南城市
総人口 44,043人
25.90%
老年 25.90%
働き世代 56.21%
年少 17.56%
年齢不詳 0.32%
-
16位
宜野座村
総人口 5,833人
25.60%
老年 25.56%
働き世代 54.50%
年少 19.84%
年齢不詳 0.10%
-
17位
南大東村
総人口 1,285人
24.60%
老年 24.59%
働き世代 59.69%
年少 15.72%
-
18位
嘉手納町
総人口 13,521人
24.20%
老年 24.21%
働き世代 58.15%
年少 17.06%
年齢不詳 0.58%
-
19位
恩納村
総人口 10,869人
24.10%
老年 24.11%
働き世代 61.30%
年少 14.58%
-
20位
北中城村
総人口 17,969人
23.90%
老年 23.90%
働き世代 58.59%
年少 16.55%
年齢不詳 0.97%
-
21位
竹富町
総人口 3,942人
23.00%
老年 22.96%
働き世代 58.55%
年少 17.94%
年齢不詳 0.56%
-
22位
那覇市
総人口 317,625人
22.80%
老年 22.76%
働き世代 59.67%
年少 14.53%
年齢不詳 3.03%
-
23位
うるま市
総人口 125,303人
22.40%
老年 22.39%
働き世代 60.40%
年少 16.91%
年齢不詳 0.31%
-
23位
八重瀬町
総人口 30,941人
22.40%
老年 22.38%
働き世代 58.14%
年少 19.32%
年齢不詳 0.16%
-
25位
糸満市
総人口 61,007人
22.20%
老年 22.16%
働き世代 59.12%
年少 17.97%
年齢不詳 0.75%
-
26位
石垣市
総人口 47,637人
22.00%
老年 22.00%
働き世代 59.14%
年少 17.13%
年齢不詳 1.72%
-
26位
読谷村
総人口 41,206人
22.00%
老年 21.96%
働き世代 60.55%
年少 17.16%
年齢不詳 0.32%
-
28位
名護市
総人口 63,554人
21.90%
老年 21.87%
働き世代 58.61%
年少 16.58%
年齢不詳 2.93%
-
29位
西原町
総人口 34,984人
21.50%
老年 21.48%
働き世代 61.03%
年少 16.11%
年齢不詳 1.38%
-
老年 21.53%
働き世代 61.86%
年少 16.61%
-
29位
与那国町
総人口 1,676人
21.50%
老年 21.48%
働き世代 60.50%
年少 18.02%
-
老年 20.96%
働き世代 61.10%
年少 17.94%
-
33位
北谷町
総人口 28,201人
20.40%
老年 20.44%
働き世代 60.19%
年少 16.95%
年齢不詳 2.41%
-
老年 20.33%
働き世代 60.45%
年少 19.22%
-
35位
沖縄市
総人口 142,752人
20.20%
老年 20.21%
働き世代 60.02%
年少 16.69%
年齢不詳 3.08%
-
36位
浦添市
総人口 115,690人
20.00%
老年 20.04%
働き世代 61.62%
年少 17.05%
年齢不詳 1.30%
-
37位
与那原町
総人口 19,695人
19.80%
老年 19.81%
働き世代 59.23%
年少 19.04%
年齢不詳 1.92%
-
38位
豊見城市
総人口 64,612人
19.70%
老年 19.70%
働き世代 59.99%
年少 19.39%
年齢不詳 0.93%
-
39位
南風原町
総人口 40,440人
19.40%
老年 19.44%
働き世代 59.62%
年少 20.18%
年齢不詳 0.76%
-
40位
宜野湾市
総人口 100,125人
18.90%
老年 18.90%
働き世代 60.42%
年少 16.63%
年齢不詳 4.05%
-
41位
中城村
総人口 22,157人
18.60%
老年 18.56%
働き世代 58.77%
年少 17.44%
年齢不詳 5.23%
棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。沖縄県内の上位平均(おおむね37.20)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。
沖縄県の市区町村 高齢化率推移
沖縄県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。
| 年 |
高齢化率
|
| 2020年度 |
22.10%
+2.70pt
|
| 2015年度 |
19.40%
+2.10pt
|
| 2010年度 |
17.30%
+1.20pt
|
| 2005年度 |
16.10%
+2.30pt
|
| 2000年度 |
13.80%
+2.10pt
|
| 1995年度 |
11.70%
+1.80pt
|
| 1990年度 |
9.90%
+1.30pt
|
| 1985年度 |
8.60%
+0.80pt
|
| 1980年度 |
7.80%
|
高齢化率ランキングの総評
全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。
上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。
一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。
高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。
あわせて確認したい指標・ランキング
高齢化率だけでなく、以下の指標もあわせて確認すると、地域の特徴をより深く理解できます。