東京都の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は東京都 中央区(12.18‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

東京都内63市区町村の出生率を比較すると、東京都内市区町村の出生率の平均は6.76‰で、全国平均(6.67‰)を上回っています。1位は東京都 中央区(12.18‰)で、全国平均を上回る自治体は県内で36件あります。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

東京都の出生率ランキングの見方

東京都の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

東京都の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

東京都内の市区町村の出生率の平均は6.76‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全63市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は36件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では中央区小笠原村港区千代田区品川区などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では青梅市瑞穂町檜原村奥多摩町利島村などが入り、少子化や晩婚化の影響が強い都市部・中核市、あるいは若年層の流出が進む地域など、出生率が低い傾向が並びやすくなります。

東京都は、八王子市、町田市、府中市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※比較単位を揃えるため、東京都特別区部は除外し、東京23区は各区を個別に掲載しています。
※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

東京都の出生率ランキング結果

※棒グラフは東京都内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 中央区 出生数 2,061人 12.18‰
    12.18‰
  2. 2位 小笠原村 出生数 31人 10.58‰
    10.58‰
  3. 3位 港区 出生数 2,655人 10.19‰
    10.19‰
  4. 4位 千代田区 出生数 658人 9.87‰
    9.87‰
  5. 5位 品川区 出生数 3,803人 9.00‰
    9.00‰
  6. 6位 文京区 出生数 2,059人 8.58‰
    8.58‰
  7. 7位 墨田区 出生数 2,293人 8.43‰
    8.43‰
  8. 8位 渋谷区 出生数 1,945人 7.98‰
    7.98‰
  9. 9位 目黒区 出生数 2,290人 7.95‰
    7.95‰
  10. 10位 三宅村 出生数 18人 7.92‰
    7.92‰
  11. 11位 江東区 出生数 4,075人 7.77‰
    7.77‰
  12. 12位 北区 出生数 2,683人 7.55‰
    7.55‰
  13. 12位 神津島村 出生数 14人 7.55‰
    7.55‰
  14. 14位 小金井市 出生数 944人 7.49‰
    7.49‰
  15. 15位 特別区部 出生数 72,621人 7.46‰
    7.46‰
  16. 16位 荒川区 出生数 1,620人 7.45‰
    7.45‰
  17. 17位 稲城市 出生数 689人 7.40‰
    7.40‰
  18. 18位 武蔵野市 出生数 1,110人 7.39‰
    7.39‰
  19. 19位 杉並区 出生数 4,349人 7.36‰
    7.36‰
  20. 20位 狛江市 出生数 619人 7.30‰
    7.30‰
  21. 21位 大田区 出生数 5,456人 7.29‰
    7.29‰
  22. 22位 台東区 出生数 1,540人 7.28‰
    7.28‰
  23. 23位 国分寺市 出生数 933人 7.22‰
    7.22‰
  24. 24位 調布市 出生数 1,750人 7.21‰
    7.21‰
  25. 25位 練馬区 出生数 5,406人 7.18‰
    7.18‰
  26. 26位 江戸川区 出生数 4,984人 7.14‰
    7.14‰
  27. 27位 日野市 出生数 1,352人 7.10‰
    7.10‰
  28. 28位 世田谷区 出生数 6,684人 7.08‰
    7.08‰
  29. 29位 中野区 出生数 2,435人 7.06‰
    7.06‰
  30. 30位 三鷹市 出生数 1,359人 6.96‰
    6.96‰
  31. 31位 小平市 出生数 1,379人 6.94‰
    6.94‰
  32. 32位 葛飾区 出生数 3,132人 6.91‰
    6.91‰
  33. 33位 新宿区 出生数 2,402人 6.87‰
    6.87‰
  34. 34位 昭島市 出生数 780人 6.85‰
    6.85‰
  35. 35位 府中市 出生数 1,784人 6.79‰
    6.79‰
  36. 36位 西東京市 出生数 1,389人 6.70‰
    6.70‰
  37. 37位 東大和市 出生数 558人 6.65‰
    6.65‰
  38. 38位 板橋区 出生数 3,862人 6.61‰
    6.61‰
  39. 39位 立川市 出生数 1,205人 6.56‰
    6.56‰
  40. 40位 新島村 出生数 16人 6.55‰
    6.55‰
  41. 41位 武蔵村山市 出生数 461人 6.51‰
    6.51‰
  42. 42位 足立区 出生数 4,387人 6.31‰
    6.31‰
  43. 43位 東村山市 出生数 942人 6.20‰
    6.20‰
  44. 44位 御蔵島村 出生数 2人 6.19‰
    6.19‰
  45. 45位 国立市 出生数 474人 6.15‰
    6.15‰
  46. 46位 豊島区 出生数 1,842人 6.11‰
    6.11‰
  47. 47位 東久留米市 出生数 698人 6.06‰
    6.06‰
  48. 48位 福生市 出生数 335人 5.94‰
    5.94‰
  49. 49位 青ヶ島村 出生数 1人 5.92‰
    5.92‰
  50. 50位 八丈町 出生数 41人 5.82‰
    5.82‰
  51. 51位 清瀬市 出生数 443人 5.81‰
    5.81‰
  52. 52位 町田市 出生数 2,407人 5.58‰
    5.58‰
  53. 52位 羽村市 出生数 303人 5.58‰
    5.58‰
  54. 54位 大島町 出生数 38人 5.35‰
    5.35‰
  55. 55位 あきる野市 出生数 419人 5.28‰
    5.28‰
  56. 56位 多摩市 出生数 774人 5.27‰
    5.27‰
  57. 57位 八王子市 出生数 2,905人 5.01‰
    5.01‰
  58. 58位 日の出町 出生数 82人 4.84‰
    4.84‰
  59. 59位 青梅市 出生数 620人 4.64‰
    4.64‰
  60. 60位 瑞穂町 出生数 144人 4.53‰
    4.53‰
  61. 61位 檜原村 出生数 7人 3.49‰
    3.49‰
  62. 62位 奥多摩町 出生数 14人 2.95‰
    2.95‰
  63. 63位 利島村 出生数 0人 0.00‰
    0.00‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。東京都内の上位平均(おおむね10.36)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

東京都の市区町村 出生率推移

東京都の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 7.09‰ -1.29pt 99,661 -13,533
2015年度 8.38‰ +0.16pt 113,194 +5,059
2010年度 8.22‰ +0.54pt 108,135 +11,593
2005年度 7.68‰ -0.63pt 96,542 -3,667
2000年度 8.31‰ +0.09pt 100,209 +3,386
1995年度 8.22‰ 96,823
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。