長野県の市区町村の中で、出生率が最も高い地域は長野県 南箕輪村(10.13‰)です。
上位には、県内でも子育て世帯の厚みがある町村や、出生が相対的に活発な自治体が並んでいます。

長野県内77市区町村の出生率を比較すると、長野県内市区町村の出生率の平均は5.40‰で、全国平均(6.67‰)を下回っています。1位は長野県 南箕輪村(10.13‰)で、全国平均を上回る自治体は県内では17件と、全体の4分の1未満です。。
出生率と年少人口率、婚姻率をあわせると、家族形成や子育て環境の違いまで読み解けます。
詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

長野県の出生率ランキングの見方

長野県の市区町村を対象とした出生率ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、県内の自治体ごとの違いを比較できます。

県内ランキングでは、県内市区町村の出生水準と全国平均との差、上位・下位の自治体タイプの違いに注目すると家族形成の実態が見えてきます。

県内で出生が相対的に多い地域

上位には、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

出生率が低い地域

下位には、若年層の流出が進む過疎地域や、晩婚化・未婚化の影響を受けやすい都市部など、出生率が低い地域が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、出生率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

長野県の出生率ランキング概要

出生数と総人口から求めた粗出生率を比較することで、地域ごとの出生の活発さの違いを確認できます。

出生率(粗出生率)は、出生数 ÷ 総人口 × 1000で求めます。ランキング表の右側には出生数も併記しています。

長野県内の市区町村の出生率の平均は5.40‰です。

一方全国平均は6.67‰となっています。

全77市区町村のうち、全国平均を上回る市区町村は17件でした。

県内平均を上回る市区町村は、出生の活発さが相対的に高く、将来的な年少人口の土台が厚い可能性がある地域です。

上位では南箕輪村野沢温泉村川上村生坂村山形村などが入り、子育て世帯の流入がある町村や、県内でも婚姻・出産が安定している自治体など、出生率が相対的に高い地域が並びやすい傾向があります。

下位では阿南町天龍村南木曽町北相木村平谷村などが入り、進学・就職に伴う若年層の流出が進む過疎町村を中心に、出生率が低い地域が並びやすくなります。

長野県は、長野市、松本市、上田市などの主要都市と町村部で出生率の水準が異なります。都市部では出生数自体は多いものの人口規模が大きいため出生率は中位〜下位に位置しやすく、町村部では人口規模の影響で数値が変動しやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、出生率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

長野県の出生率ランキング結果

※棒グラフは長野県内で最も出生率が高い自治体を100%とした相対表示です。

  1. 1位 南箕輪村 出生数 160人 10.13‰
    10.13‰
  2. 2位 野沢温泉村 出生数 28人 8.54‰
    8.54‰
  3. 3位 川上村 出生数 36人 8.29‰
    8.29‰
  4. 4位 生坂村 出生数 13人 7.93‰
    7.93‰
  5. 5位 山形村 出生数 65人 7.74‰
    7.74‰
  6. 6位 塩尻市 出生数 507人 7.54‰
    7.54‰
  7. 7位 佐久市 出生数 729人 7.42‰
    7.42‰
  8. 8位 小布施町 出生数 78人 7.32‰
    7.32‰
  9. 9位 喬木村 出生数 43人 7.20‰
    7.20‰
  10. 10位 泰阜村 出生数 11人 7.13‰
    7.13‰
  11. 11位 下條村 出生数 25人 7.05‰
    7.05‰
  12. 12位 青木村 出生数 29人 7.04‰
    7.04‰
  13. 13位 阿智村 出生数 42人 6.92‰
    6.92‰
  14. 14位 中川村 出生数 32人 6.88‰
    6.88‰
  15. 15位 豊丘村 出生数 44人 6.85‰
    6.85‰
  16. 16位 諏訪市 出生数 331人 6.79‰
    6.79‰
  17. 16位 南牧村 出生数 22人 6.79‰
    6.79‰
  18. 18位 松本市 出生数 1,608人 6.67‰
    6.67‰
  19. 19位 飯田市 出生数 654人 6.66‰
    6.66‰
  20. 20位 長野市 出生数 2,480人 6.65‰
    6.65‰
  21. 21位 松川町 出生数 83人 6.62‰
    6.62‰
  22. 22位 小諸市 出生数 265人 6.46‰
    6.46‰
  23. 23位 小海町 出生数 28人 6.43‰
    6.43‰
  24. 24位 東御市 出生数 192人 6.37‰
    6.37‰
  25. 25位 上田市 出生数 973人 6.32‰
    6.32‰
  26. 26位 茅野市 出生数 356人 6.31‰
    6.31‰
  27. 26位 朝日村 出生数 27人 6.31‰
    6.31‰
  28. 28位 伊那市 出生数 411人 6.22‰
    6.22‰
  29. 29位 中野市 出生数 262人 6.19‰
    6.19‰
  30. 30位 御代田町 出生数 95人 6.11‰
    6.11‰
  31. 31位 駒ヶ根市 出生数 196人 6.09‰
    6.09‰
  32. 32位 宮田村 出生数 52人 6.07‰
    6.07‰
  33. 33位 軽井沢町 出生数 116人 6.05‰
    6.05‰
  34. 34位 小谷村 出生数 16人 6.04‰
    6.04‰
  35. 35位 安曇野市 出生数 565人 6.00‰
    6.00‰
  36. 36位 富士見町 出生数 83人 5.89‰
    5.89‰
  37. 37位 岡谷市 出生数 279人 5.84‰
    5.84‰
  38. 38位 千曲市 出生数 343人 5.83‰
    5.83‰
  39. 39位 須坂市 出生数 281人 5.67‰
    5.67‰
  40. 40位 箕輪町 出生数 137人 5.48‰
    5.48‰
  41. 41位 原村 出生数 42人 5.47‰
    5.47‰
  42. 41位 売木村 出生数 3人 5.47‰
    5.47‰
  43. 43位 大町市 出生数 141人 5.42‰
    5.42‰
  44. 44位 立科町 出生数 35人 5.29‰
    5.29‰
  45. 45位 白馬村 出生数 44人 5.13‰
    5.13‰
  46. 46位 松川村 出生数 49人 5.10‰
    5.10‰
  47. 47位 大桑村 出生数 17人 4.94‰
    4.94‰
  48. 48位 高森町 出生数 63人 4.92‰
    4.92‰
  49. 49位 飯島町 出生数 44人 4.89‰
    4.89‰
  50. 50位 飯山市 出生数 95人 4.86‰
    4.86‰
  51. 51位 木島平村 出生数 21人 4.80‰
    4.80‰
  52. 52位 坂城町 出生数 66人 4.71‰
    4.71‰
  53. 53位 辰野町 出生数 85人 4.58‰
    4.58‰
  54. 54位 下諏訪町 出生数 85人 4.44‰
    4.44‰
  55. 55位 王滝村 出生数 3人 4.20‰
    4.20‰
  56. 56位 池田町 出生数 39人 4.16‰
    4.16‰
  57. 57位 筑北村 出生数 17人 4.10‰
    4.10‰
  58. 58位 木祖村 出生数 11人 4.09‰
    4.09‰
  59. 59位 木曽町 出生数 43人 4.06‰
    4.06‰
  60. 60位 佐久穂町 出生数 41人 4.01‰
    4.01‰
  61. 61位 山ノ内町 出生数 45人 3.96‰
    3.96‰
  62. 62位 大鹿村 出生数 4人 3.91‰
    3.91‰
  63. 63位 飯綱町 出生数 40人 3.89‰
    3.89‰
  64. 64位 麻績村 出生数 10人 3.86‰
    3.86‰
  65. 65位 長和町 出生数 21人 3.75‰
    3.75‰
  66. 66位 栄村 出生数 6人 3.61‰
    3.61‰
  67. 67位 根羽村 出生数 3人 3.52‰
    3.52‰
  68. 68位 信濃町 出生数 26人 3.36‰
    3.36‰
  69. 69位 小川村 出生数 7人 3.16‰
    3.16‰
  70. 70位 南相木村 出生数 3人 3.12‰
    3.12‰
  71. 71位 高山村 出生数 20人 3.02‰
    3.02‰
  72. 72位 上松町 出生数 12人 2.90‰
    2.90‰
  73. 73位 阿南町 出生数 12人 2.79‰
    2.79‰
  74. 74位 天龍村 出生数 3人 2.55‰
    2.55‰
  75. 74位 南木曽町 出生数 10人 2.55‰
    2.55‰
  76. 76位 北相木村 出生数 1人 1.33‰
    1.33‰
  77. 77位 平谷村 出生数 0人 0.00‰
    0.00‰

棒グラフを見ると、出生率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。長野県内の上位平均(おおむね8.53)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

長野県の市区町村 出生率推移

長野県の市区町村(ランキング対象)における出生率と出生数が、国勢調査の5年ごとの時点でどのように変化してきたかを確認できます。

出生率 出生数
2020年度 6.28‰ -1.17pt 12,864 -2,775
2015年度 7.45‰ -0.56pt 15,639 -1,594
2010年度 8.01‰ -0.42pt 17,233 -1,284
2005年度 8.43‰ -1.14pt 18,517 -2,663
2000年度 9.57‰ -0.09pt 21,180 +9
1995年度 9.66‰ 21,171
全国の市区町村の出生率推移グラフ

出生率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における出生率の平均は6.67‰です。

上位には、人口規模が比較的小さく子育て世代の割合が高い町村や、地域内での婚姻・出産が安定している自治体が多く見られます。県内の中核市であっても、全国平均を上回る出生率を示す地域がある点も注目に値します。

一方で下位には、晩婚化・未婚化の影響が強い市や、若年層の流出により親になる世代そのものが減少している過疎地域が並びます。出生数の少なさは、必ずしも子育て環境の悪さだけを意味するわけではありません。

出生率は年少人口率や婚姻率とあわせて確認すると、県内の家族形成や子育て環境まで読み解けます。※人口規模が小さい自治体ほど出生率の変動が大きくなる点にも注意が必要です。