長野県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は長野県 天龍村(62.10%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

長野県内77市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は37.01%、長野県全体は31.60%で、全国平均(28.00%)を上回っています。1位は長野県 天龍村(62.10%)で、全国平均を上回る自治体は県内で73件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

長野県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約77の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

長野県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

長野県全体は31.60%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全77市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は60件、全国平均を上回る市区町村は73件でした。

上位では天龍村栄村根羽村売木村筑北村などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では塩尻市御代田町松本市川上村南箕輪村などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

長野県は、長野市、松本市、上田市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

長野県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 天龍村 総人口 1,178人 62.10%
    老年 62.14% 働き世代 31.75% 年少 6.11%
  2. 2位 栄村 総人口 1,660人 54.30%
    老年 54.34% 働き世代 39.40% 年少 6.20% 年齢不詳 0.06%
  3. 3位 根羽村 総人口 852人 52.50%
    老年 52.46% 働き世代 40.85% 年少 6.69%
  4. 4位 売木村 総人口 548人 47.40%
    老年 47.45% 働き世代 39.96% 年少 10.40% 年齢不詳 2.19%
  5. 5位 筑北村 総人口 4,149人 46.50%
    老年 46.52% 働き世代 45.91% 年少 7.57%
  6. 6位 小川村 総人口 2,215人 45.90%
    老年 45.91% 働き世代 45.60% 年少 8.49%
  7. 7位 大鹿村 総人口 1,023人 45.50%
    老年 45.45% 働き世代 44.97% 年少 9.58%
  8. 8位 阿南町 総人口 4,299人 45.40%
    老年 45.43% 働き世代 44.80% 年少 9.14% 年齢不詳 0.63%
  9. 9位 麻績村 総人口 2,593人 44.90%
    老年 44.85% 働き世代 45.85% 年少 9.29%
  10. 10位 信濃町 総人口 7,739人 44.10%
    老年 44.14% 働き世代 47.31% 年少 8.54% 年齢不詳 0.01%
  11. 11位 木祖村 総人口 2,692人 43.40%
    老年 43.39% 働き世代 46.06% 年少 10.55%
  12. 12位 王滝村 総人口 715人 43.10%
    老年 43.08% 働き世代 51.05% 年少 5.73% 年齢不詳 0.14%
  13. 12位 大桑村 総人口 3,439人 43.10%
    老年 43.09% 働き世代 48.65% 年少 8.23% 年齢不詳 0.03%
  14. 14位 南木曽町 総人口 3,915人 43.00%
    老年 42.99% 働き世代 46.13% 年少 10.57% 年齢不詳 0.31%
  15. 15位 長和町 総人口 5,600人 42.50%
    老年 42.50% 働き世代 48.14% 年少 9.36%
  16. 15位 生坂村 総人口 1,639人 42.50%
    老年 42.46% 働き世代 47.22% 年少 10.31%
  17. 17位 上松町 総人口 4,131人 42.40%
    老年 42.44% 働き世代 48.49% 年少 9.08%
  18. 18位 泰阜村 総人口 1,542人 42.20%
    老年 42.15% 働き世代 45.65% 年少 12.19%
  19. 19位 小海町 総人口 4,353人 42.10%
    老年 42.06% 働き世代 48.13% 年少 9.28% 年齢不詳 0.53%
  20. 20位 山ノ内町 総人口 11,352人 41.90%
    老年 41.95% 働き世代 49.15% 年少 8.60% 年齢不詳 0.30%
  21. 21位 木曽町 総人口 10,584人 41.80%
    老年 41.82% 働き世代 48.09% 年少 8.65% 年齢不詳 1.44%
  22. 22位 南相木村 総人口 962人 40.70%
    老年 40.75% 働き世代 49.27% 年少 9.88% 年齢不詳 0.10%
  23. 23位 飯綱町 総人口 10,296人 40.60%
    老年 40.62% 働き世代 49.48% 年少 9.90% 年齢不詳 0.01%
  24. 24位 木島平村 総人口 4,375人 40.30%
    老年 40.25% 働き世代 47.41% 年少 10.74% 年齢不詳 1.60%
  25. 25位 池田町 総人口 9,382人 39.50%
    老年 39.52% 働き世代 50.42% 年少 9.87% 年齢不詳 0.19%
  26. 26位 青木村 総人口 4,121人 39.40%
    老年 39.41% 働き世代 48.97% 年少 11.60% 年齢不詳 0.02%
  27. 27位 佐久穂町 総人口 10,218人 38.70%
    老年 38.74% 働き世代 50.77% 年少 10.32% 年齢不詳 0.17%
  28. 28位 下諏訪町 総人口 19,155人 38.40%
    老年 38.42% 働き世代 50.02% 年少 10.73% 年齢不詳 0.82%
  29. 29位 小谷村 総人口 2,647人 38.30%
    老年 38.31% 働き世代 51.53% 年少 10.16%
  30. 29位 野沢温泉村 総人口 3,279人 38.30%
    老年 38.33% 働き世代 49.68% 年少 11.44% 年齢不詳 0.55%
  31. 31位 飯山市 総人口 19,539人 38.10%
    老年 38.10% 働き世代 51.43% 年少 10.25% 年齢不詳 0.21%
  32. 32位 大町市 総人口 26,029人 38.00%
    老年 38.00% 働き世代 50.61% 年少 9.45% 年齢不詳 1.94%
  33. 33位 辰野町 総人口 18,555人 37.70%
    老年 37.72% 働き世代 51.19% 年少 10.85% 年齢不詳 0.23%
  34. 34位 阿智村 総人口 6,068人 37.20%
    老年 37.20% 働き世代 49.72% 年少 13.09%
  35. 35位 飯島町 総人口 9,004人 37.00%
    老年 36.97% 働き世代 51.88% 年少 11.14% 年齢不詳 0.01%
  36. 36位 立科町 総人口 6,612人 36.90%
    老年 36.92% 働き世代 53.37% 年少 9.44% 年齢不詳 0.27%
  37. 36位 高山村 総人口 6,617人 36.90%
    老年 36.89% 働き世代 52.26% 年少 10.85%
  38. 38位 富士見町 総人口 14,084人 36.30%
    老年 36.32% 働き世代 51.33% 年少 11.72% 年齢不詳 0.63%
  39. 39位 中川村 総人口 4,651人 36.10%
    老年 36.06% 働き世代 50.85% 年少 13.09%
  40. 40位 北相木村 総人口 752人 35.90%
    老年 35.90% 働き世代 50.27% 年少 13.83%
  41. 41位 坂城町 総人口 14,004人 35.80%
    老年 35.83% 働き世代 52.36% 年少 10.93% 年齢不詳 0.88%
  42. 42位 喬木村 総人口 5,973人 35.60%
    老年 35.59% 働き世代 50.95% 年少 13.44% 年齢不詳 0.02%
  43. 43位 小布施町 総人口 10,660人 35.20%
    老年 35.16% 働き世代 51.63% 年少 13.10% 年齢不詳 0.11%
  44. 44位 下條村 総人口 3,545人 35.10%
    老年 35.15% 働き世代 51.68% 年少 13.17%
  45. 45位 原村 総人口 7,680人 34.70%
    老年 34.73% 働き世代 52.20% 年少 12.75% 年齢不詳 0.33%
  46. 46位 岡谷市 総人口 47,790人 34.60%
    老年 34.57% 働き世代 53.59% 年少 11.41% 年齢不詳 0.43%
  47. 47位 松川町 総人口 12,530人 34.50%
    老年 34.51% 働き世代 53.21% 年少 12.25% 年齢不詳 0.03%
  48. 48位 松川村 総人口 9,599人 34.40%
    老年 34.43% 働き世代 54.05% 年少 11.14% 年齢不詳 0.39%
  49. 49位 平谷村 総人口 387人 33.90%
    老年 33.85% 働き世代 54.26% 年少 11.89%
  50. 50位 小諸市 総人口 40,991人 33.60%
    老年 33.60% 働き世代 54.30% 年少 11.54% 年齢不詳 0.56%
  51. 51位 千曲市 総人口 58,852人 33.40%
    老年 33.35% 働き世代 54.42% 年少 11.69% 年齢不詳 0.54%
  52. 52位 豊丘村 総人口 6,426人 32.90%
    老年 32.94% 働き世代 53.41% 年少 13.65%
  53. 53位 飯田市 総人口 98,164人 32.60%
    老年 32.59% 働き世代 53.69% 年少 12.60% 年齢不詳 1.12%
  54. 54位 高森町 総人口 12,811人 32.50%
    老年 32.49% 働き世代 52.90% 年少 13.93% 年齢不詳 0.68%
  55. 54位 白馬村 総人口 8,575人 32.50%
    老年 32.48% 働き世代 55.11% 年少 11.21% 年齢不詳 1.20%
  56. 56位 須坂市 総人口 49,559人 32.30%
    老年 32.32% 働き世代 54.88% 年少 12.16% 年齢不詳 0.64%
  57. 56位 中野市 総人口 42,338人 32.30%
    老年 32.29% 働き世代 54.88% 年少 12.01% 年齢不詳 0.82%
  58. 58位 朝日村 総人口 4,279人 32.10%
    老年 32.13% 働き世代 55.60% 年少 12.27%
  59. 59位 軽井沢町 総人口 19,188人 32.00%
    老年 32.04% 働き世代 52.07% 年少 11.12% 年齢不詳 4.77%
  60. 60位 安曇野市 総人口 94,222人 31.80%
    老年 31.77% 働き世代 55.42% 年少 12.06% 年齢不詳 0.75%
  61. 61位 伊那市 総人口 66,125人 31.20%
    老年 31.25% 働き世代 55.17% 年少 12.38% 年齢不詳 1.21%
  62. 62位 東御市 総人口 30,122人 31.00%
    老年 30.98% 働き世代 56.84% 年少 12.12% 年齢不詳 0.06%
  63. 63位 諏訪市 総人口 48,729人 30.90%
    老年 30.85% 働き世代 55.88% 年少 12.16% 年齢不詳 1.10%
  64. 64位 駒ヶ根市 総人口 32,202人 30.80%
    老年 30.81% 働き世代 55.76% 年少 12.28% 年齢不詳 1.16%
  65. 65位 佐久市 総人口 98,199人 30.70%
    老年 30.72% 働き世代 55.11% 年少 12.71% 年齢不詳 1.46%
  66. 65位 南牧村 総人口 3,242人 30.70%
    老年 30.72% 働き世代 58.42% 年少 10.43% 年齢不詳 0.43%
  67. 67位 上田市 総人口 154,055人 30.60%
    老年 30.59% 働き世代 56.09% 年少 11.90% 年齢不詳 1.41%
  68. 68位 茅野市 総人口 56,400人 30.20%
    老年 30.25% 働き世代 55.69% 年少 12.50% 年齢不詳 1.56%
  69. 69位 宮田村 総人口 8,569人 29.70%
    老年 29.68% 働き世代 56.18% 年少 13.89% 年齢不詳 0.26%
  70. 70位 長野市 総人口 372,760人 29.00%
    老年 29.04% 働き世代 54.16% 年少 11.48% 年齢不詳 5.33%
  71. 70位 山形村 総人口 8,400人 29.00%
    老年 29.00% 働き世代 57.50% 年少 13.35% 年齢不詳 0.15%
  72. 72位 箕輪町 総人口 24,989人 28.70%
    老年 28.68% 働き世代 52.57% 年少 12.18% 年齢不詳 6.57%
  73. 73位 塩尻市 総人口 67,241人 28.50%
    老年 28.49% 働き世代 58.23% 年少 12.43% 年齢不詳 0.85%
  74. 74位 御代田町 総人口 15,555人 27.80%
    老年 27.79% 働き世代 58.09% 年少 12.30% 年齢不詳 1.81%
  75. 75位 松本市 総人口 241,145人 27.60%
    老年 27.64% 働き世代 57.69% 年少 12.49% 年齢不詳 2.18%
  76. 76位 川上村 総人口 4,344人 27.50%
    老年 27.53% 働き世代 62.09% 年少 10.34% 年齢不詳 0.05%
  77. 77位 南箕輪村 総人口 15,797人 23.40%
    老年 23.42% 働き世代 60.09% 年少 15.79% 年齢不詳 0.71%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。長野県内の上位平均(おおむね52.56)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

長野県の市区町村 高齢化率推移

長野県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 31.60% +1.80pt
2015年度 29.80% +3.40pt
2010年度 26.40% +2.60pt
2005年度 23.80% +2.40pt
2000年度 21.40% +2.40pt
1995年度 19.00% +2.90pt
1990年度 16.10% +2.50pt
1985年度 13.60% +1.50pt
1980年度 12.10%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。