奈良県の市区町村の中で、高齢化率が最も高い地域は奈良県 御杖村(60.20%)です。
上位には、過疎化が進む町村や高齢者の割合が大きい自治体が並んでいます。

奈良県内39市区町村の高齢化率を比較すると、市区町村の平均(単純平均)は39.49%、奈良県全体は31.30%で、全国平均(28.00%)を上回っています。1位は奈良県 御杖村(60.20%)で、全国平均を上回る自治体は県内で35件あります。。
高齢化率が高い地域は、人口減少や労働力不足の影響を受けやすい傾向がありますが、必ずしも「住みにくい地域」というわけではありません。医療や福祉が充実している地域や、移住先として人気のある地域では、高齢化率が高くなるケースもあります。
詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)( https://www.e-stat.go.jp/ )「社会・人口統計体系 / 市区町村データ / 都道府県データ」(総務省)を加工して作成。
※掲載データは公開されている最新2020年の国勢調査の確定値をもとにしており、2025年調査の公表後に順次更新予定です。

奈良県の全国の市区町村における高齢化率ランキングの見方

全国約39の市区町村を対象とした、最新の「高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)」ランキングです。国勢調査の統計データに基づき、どの自治体で高齢化が進行しているのか、日本全体の縮図をひと目で把握できます。

県内ランキングでは、高齢化の進み具合の地域差と全国平均との位置づけに注目すると、県内の人口課題が見えてきます。

高齢化が進む地域

上位には、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

相対的に若い構成の地域

下位には、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

各指標の意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方で詳しく解説しています。 また、 人口統計指標の組み合わせの見方・読み取り例では、指標を組み合わせた読み取り方も紹介しています。

奈良県の高齢化率ランキング概要

高齢化率とは、65歳以上の人口が総人口に占める割合です。 高齢者の比重を示す指標で、数値が高いほど高齢化が進んでいる地域といえます。

奈良県全体は31.30%、全国平均は28.00%です。

県平均を上回る市区町村は、高齢者の比重が相対的に大きく、医療・介護・生活支援の需要が高まりやすい傾向があります。

全39市区町村のうち、県平均を上回る市区町村は29件、全国平均を上回る市区町村は35件でした。

上位では御杖村東吉野村川上村黒滝村吉野町などが入り、若年層の流出と出生減少が進む過疎地域や中山間の町村など、高齢者の割合が大きい自治体が並びやすい傾向があります。

下位では葛城市王寺町天理市広陵町香芝市などが入り、県内の中核市など働き世代が厚く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びやすくなります。

奈良県は、奈良市、橿原市、生駒市などの主要都市と町村部で高齢化率の水準が異なります。都市部では総人口規模が大きく高齢者の絶対数も多い一方、町村部では高齢化の進み方がより顕著に表れやすい傾向があります。

※対象データ時点は2020年度です。

詳しい意味や計算方法は、高齢化率の意味と見方もあわせてご覧ください。指標の組み合わせの見方では、関連指標との読み取り例も紹介しています。

奈良県の高齢化率ランキング結果

※棒グラフ内の「働き世代」「年少」「老年」は、それぞれ正しくは「働き世代人口率」「年少人口比率」「老年人口比率」を示しています。
※総人口に対する割合のため、年齢不詳人口がある市区町村では4区分の合計が100%にならない場合があります。
※区画が狭い場合、ラベルは省略表示されることがあります。

  1. 1位 御杖村 総人口 1,479人 60.20%
    老年 60.24% 働き世代 36.11% 年少 3.38% 年齢不詳 0.27%
  2. 2位 東吉野村 総人口 1,502人 58.30%
    老年 58.26% 働き世代 36.48% 年少 5.19% 年齢不詳 0.07%
  3. 3位 川上村 総人口 1,156人 55.50%
    老年 55.54% 働き世代 38.41% 年少 5.97% 年齢不詳 0.09%
  4. 4位 黒滝村 総人口 623人 55.20%
    老年 55.22% 働き世代 37.88% 年少 6.90%
  5. 5位 吉野町 総人口 6,229人 52.00%
    老年 51.95% 働き世代 42.06% 年少 5.99%
  6. 6位 上北山村 総人口 444人 51.80%
    老年 51.80% 働き世代 44.82% 年少 3.38%
  7. 7位 曽爾村 総人口 1,295人 51.60%
    老年 51.58% 働き世代 41.85% 年少 6.56%
  8. 8位 天川村 総人口 1,176人 50.90%
    老年 50.85% 働き世代 40.99% 年少 8.16%
  9. 9位 野迫川村 総人口 357人 50.40%
    老年 50.42% 働き世代 45.94% 年少 3.36% 年齢不詳 0.28%
  10. 10位 下北山村 総人口 753人 48.60%
    老年 48.61% 働き世代 44.36% 年少 7.04%
  11. 11位 山添村 総人口 3,226人 48.30%
    老年 48.26% 働き世代 43.43% 年少 7.90% 年齢不詳 0.40%
  12. 12位 下市町 総人口 5,037人 46.80%
    老年 46.83% 働き世代 46.71% 年少 6.45%
  13. 13位 十津川村 総人口 3,061人 42.60%
    老年 42.63% 働き世代 49.85% 年少 7.51%
  14. 14位 御所市 総人口 24,096人 41.90%
    老年 41.92% 働き世代 50.11% 年少 7.65% 年齢不詳 0.32%
  15. 14位 宇陀市 総人口 28,121人 41.90%
    老年 41.94% 働き世代 48.97% 年少 8.82% 年齢不詳 0.27%
  16. 16位 高取町 総人口 6,729人 41.30%
    老年 41.34% 働き世代 49.10% 年少 9.07% 年齢不詳 0.49%
  17. 17位 明日香村 総人口 5,179人 41.10%
    老年 41.15% 働き世代 48.60% 年少 10.16% 年齢不詳 0.10%
  18. 18位 平群町 総人口 18,009人 38.70%
    老年 38.69% 働き世代 50.96% 年少 10.08% 年齢不詳 0.27%
  19. 19位 河合町 総人口 17,018人 38.60%
    老年 38.63% 働き世代 50.82% 年少 10.07% 年齢不詳 0.48%
  20. 20位 五條市 総人口 27,927人 37.10%
    老年 37.10% 働き世代 47.61% 年少 7.34% 年齢不詳 7.96%
  21. 21位 三宅町 総人口 6,439人 36.20%
    老年 36.19% 働き世代 53.97% 年少 9.82% 年齢不詳 0.03%
  22. 22位 上牧町 総人口 21,714人 35.80%
    老年 35.84% 働き世代 54.46% 年少 9.69%
  23. 23位 安堵町 総人口 7,225人 35.20%
    老年 35.21% 働き世代 54.89% 年少 9.00% 年齢不詳 0.90%
  24. 24位 大淀町 総人口 16,728人 34.60%
    老年 34.58% 働き世代 55.36% 年少 9.81% 年齢不詳 0.25%
  25. 25位 川西町 総人口 8,167人 34.40%
    老年 34.39% 働き世代 53.39% 年少 11.98% 年齢不詳 0.24%
  26. 26位 大和郡山市 総人口 83,285人 32.80%
    老年 32.78% 働き世代 54.85% 年少 10.86% 年齢不詳 1.51%
  27. 27位 三郷町 総人口 23,219人 32.40%
    老年 32.43% 働き世代 55.04% 年少 11.99% 年齢不詳 0.54%
  28. 28位 桜井市 総人口 54,857人 31.90%
    老年 31.88% 働き世代 55.90% 年少 11.54% 年齢不詳 0.68%
  29. 28位 田原本町 総人口 31,177人 31.90%
    老年 31.94% 働き世代 55.40% 年少 11.79% 年齢不詳 0.86%
  30. 30位 大和高田市 総人口 61,744人 31.30%
    老年 31.29% 働き世代 58.18% 年少 9.68% 年齢不詳 0.85%
  31. 31位 奈良市 総人口 354,630人 31.10%
    老年 31.08% 働き世代 55.74% 年少 11.20% 年齢不詳 1.98%
  32. 32位 斑鳩町 総人口 27,587人 30.40%
    老年 30.42% 働き世代 55.18% 年少 13.89% 年齢不詳 0.51%
  33. 33位 生駒市 総人口 116,675人 28.70%
    老年 28.65% 働き世代 56.87% 年少 13.76% 年齢不詳 0.72%
  34. 34位 橿原市 総人口 120,922人 28.50%
    老年 28.53% 働き世代 57.62% 年少 11.92% 年齢不詳 1.93%
  35. 35位 葛城市 総人口 36,832人 28.10%
    老年 28.07% 働き世代 56.46% 年少 15.23% 年齢不詳 0.24%
  36. 36位 王寺町 総人口 24,043人 28.00%
    老年 28.01% 働き世代 56.26% 年少 14.59% 年齢不詳 1.14%
  37. 37位 天理市 総人口 63,889人 26.40%
    老年 26.42% 働き世代 60.06% 年少 12.05% 年齢不詳 1.47%
  38. 38位 広陵町 総人口 33,810人 26.20%
    老年 26.17% 働き世代 58.65% 年少 14.73% 年齢不詳 0.45%
  39. 39位 香芝市 総人口 78,113人 23.60%
    老年 23.59% 働き世代 59.98% 年少 15.26% 年齢不詳 1.16%

棒グラフを見ると、高齢化率は上位から下位まで段階的に差が広がる分布となっています。奈良県内の上位平均(おおむね56.24)と下位の差をあわせて見ると、地域格差の実態がより明確になります。人口規模の小さい自治体では数値が変動しやすいため、解釈には注意が必要です。

奈良県の市区町村 高齢化率推移

奈良県の市区町村(ランキング対象)における高齢化率が、国勢調査の各時点でどのように変化してきたかを確認できます。

高齢化率
2020年度 31.30% +2.80pt
2015年度 28.50% +4.70pt
2010年度 23.80% +3.90pt
2005年度 19.90% +3.30pt
2000年度 16.60% +2.70pt
1995年度 13.90% +2.30pt
1990年度 11.60% +1.50pt
1985年度 10.10% +0.80pt
1980年度 9.30%
全国の市区町村の高齢化率推移グラフ

高齢化率ランキングの総評

全国の市区町村(ランキング対象)における高齢化率の平均は28.01%です。

上位には、若年層の流出と出生減少が同時に進む過疎地域や中山間の町村が多く、高齢者の割合が高い自治体が並びます。人口規模が小さいほど、年齢構成の変化が指標に強く反映されやすい点も県内格差の特徴です。

一方で下位には、県内の中核市など働き世代が厚い地域が多く、高齢化率が県内で相対的に低い自治体が並びます。ただし、県全体の高齢化水準と全国平均との差もあわせて確認する必要があります。

高齢化率と若年人口率・働き世代人口率をあわせると、県内の人口動態と将来の社会保障需要をより正確に把握できます。